タミヤ旧車RC、プラモなど

タミヤ旧車RC、プラモなど

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先日、国際クルーズターミナルに来ていたイタリアの帆船アメリゴ・ヴェスプッチを見てきました。

台風が来ている中での訪問で雨が降ったり止んだりする中での乗船となりました。アメリゴ・ヴェスプッチという名はアメリカ大陸の語源ともなっているイタリアの探検家から取られています。イタリア(フィレンツェ)出身だったのですね(メディチ家に近い名門家の出身)。新大陸への航海はスペインやポルトガルによる航海に参加したようです。

 

乗船の予約したのは1時でしたが、混雑のために実際に乗船できたのは2時半くらいとなりました。

 

クルーズターミナルの建物では大阪万博でのイタリアの展示を見据えたイタリアの物産に関する展示や大規模な講演会が開かれていたりなど、かなりイタリア側の熱意を感じました。また少し前ですが、横須賀にはイタリア海軍の揚陸空母のカヴールも来ており、イタリア海軍も含めたNATOの海軍の連携の一幕を感じさせられもしました。

 

クルーズターミナルの入り口にて、手前には食事ができるちょっとしたスペースがありました。

 

大阪万博のイタリア館のマスコット?(イタリアちゃん)だそうです。日本の公式マスコットがちょっと理解が難しい形姿なのに対してイタリア側が分かりやすいキャラを立ててきたと思います。目にイタリアカラーを入れるというのはかなり意外な表現ですが、案外違和感がないと思いました(個人的には)。

 

国際クルーズターミナルから解体作業中の船の科学館を眺めて。やはりあの建物がなくなってしまうのは寂しいですね。

 

かっこいいですね。かなり古い船で1931年に完成したそうです。今から100年近く前の船ですね。ですが、改修を重ねており、とても綺麗です。さすがに乗れば、細部まで見られるのでよく分かりますね。黒白の縞々のカラーは昔の海軍の帆船戦艦(戦列艦)のカラーを模しているそうです。乗っている船員さんも軍人です(絵にあるようなイケメン(美男美女)が多くいてビビりました。さすがファッションの国・・・)。

 

なかなか見られない帆船のディテールを観察。木製の内火艇もかっこいいですね。2隻あります。日本ではイマイの1/350の模型(現在はアオシマが発売)がありますが、作るときの参考になるかもしれませんね・・・(現在の帆船は改修後ですし、ディテールもかなり違いそうですが・・・)

 

細かい所まで金ぴかのパーツやニスをしっかりと塗った木製パーツでできていて、とても綺麗でした。美しい船はたくさんあると思いますが、「世界一美しい船」と言われているという話も的外れではないと思います。日本丸や海王丸も見学できますが、またちょっと違う意匠があり、ヨーロッパの船だと感じます。天幕が張ってあり、雨の中でも比較的自由に見学できました。あくまでも上甲板の上だけです。

 

操舵室の様子

帆をたたんでも自走できる動力も備え、設備も最新の機器で固められています。あくまでも練習帆船として乗員のスキルの向上に役立つようにできています。ひとつひとつのパーツがとてもよくできていて手がしっかり入っています。すごくオシャレですね。

 

帆船のロープは複雑でパッと見ただけではよく分かりません。すごい数のロープが張ってありますね。これらを駆使して、帆走するのでしょう。

 

ふと脇を見ると東京港に入ってくるジェットフォイルが見えました。写真の船ではないですが、この前、動力が故障して大変そうでしたね・・・

 

アメリゴ・ヴェスプッチは世界一周のワールドツアーを行っている最中で、次はフィリピンのマニラを訪れるそうです。

 

大人気の帆船。またいつかご縁があれば乗ってみたいですね。