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サッカーのワールドカップカナダ大会では、なでしこジャパンが大活躍。

準々決勝でオーストラリアを 1ー 0 で下し 4強進出を決めました。



福島には、もう一つの『FKYなでしこ』除染作業チームがあります。

これが悲しい日本の現実です。

これから妊娠する可能性のある女性たちもメンバーに入っているのです。

ここまでして、元の地域に戻らなければいけないのでしょうか?

サッカーしている『なでしこ』と除染作業している『なでしこ』…

なんとも表現しきれない思いが渦巻きます。

辛いな…

福島民報から転載します。

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【除染現場に女性の視点 FKYなでしこ 55人活躍】

除染現場で働いている小松さん(右端)とFKYなでしこのメンバー
 環境省による直轄除染が行われている川俣町山木屋地区で、55人の女性除染作業員が活躍している。「福島」と「川俣」、「山木屋地区」のローマ字表記の頭文字をとって「FKYなでしこ」と呼ばれている。

■川俣の山木屋 月1回労務管理で会合
 山木屋地区は東京電力福島第一原発事故に伴い居住制限と避難指示解除準備の両区域に設定され、除染は大成・鉄建・西武・本間・あおみ特定建設工事共同企業体(JV)が担当している。多い時で約3000人の作業員が勤務しており、女性も施工管理の補助や除染廃棄物のデータ管理などの仕事に就いている。男性中心の職場を女性が働きやすい環境にしようと、昨年6月に38人で「FKYなでしこ」が発足した。

 現在は18歳から67歳までの女性が所属している。毎月1回、会合を開いて女性の労務管理の現状について話し合い、改善点があれば上司に報告している。2カ月ごとに女性がいる職場をパトロールし、不適切な扱いを受けていないかを確認している。

 女性の進出によって、除染作業がより丁寧に実施されるようになったという。男性が気付きにくいような住宅敷地内の除染後の片付けを、女性は隅々まで目配りして整理している。

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 山木屋地区の除染は住宅周辺が既に終わり、今年中に農地と道路を含めた全ての作業が完了する。避難指示の解除に向け、今後の除染作業の成果が重要となる。「FKYなでしこ」のリーダーを務めている小松恵美子さん(56)は「除染に女性の視点を取り入れ、復興に役立ちたい」と意気込んでいる。

(2015/05/12 11:23)

除染の現場に女性の視点


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