おはようございます。
世界へ羽ばたく文化人を育てるピアノ教室
スズキ・メソードピアノ教室 菅原尚子クラスです。
大学時代アルバイトとして、家庭教師(中学受験から大学受験生まで)と塾講師(公立小学校の補修クラスから大学受験生まで)を4年間務めました。教えること、伝えることの楽しさに目覚めると同時に、指導という作用が子どもたちに及ぼす影響の大きさ、責任の重さに気付いた日々でもあります。
集団授業である塾では、いかにきめ細やかに一人一人の反応を見過ごさず、チームとしてクラス全体のモティベーションを挙げていくにはどうしたらよいかなど、声の出し方やトーン、話し方、声掛けのタイミングなどを研究していたのもこの頃です。
そして、様々な環境で育った(育っている)子供たちを担当し、多くの保護者の方、ご家族とお会いしお話を伺う中で、家庭環境が子供に与える影響の大きさ、大切さについて考える機会が増えました。
こどもたちに、もう少し小さいうちから関わることができたならば、どんなに良いだろう。
見上げれば75歳になっても現役で生徒たちに活き活きとピアノを教える祖母の姿が目に留まりました。
「スズキメソードか・・・・・・」
祖母の蔵書から鈴木鎮一氏の著作『愛に生きる』を手に取りました。
「音楽は高い感覚・美しい心を育む。そして、だれもが、音楽を通して、生の喜びを感じ、あたたかい人間性を養うことができるようになる・・・・・・
どの子も育つ育て方ひとつ――――」
一念発起。祖母に頭を下げ、ピアノにもう一度真剣に向かいなおし、指導者になるため松本の国際スズキ・メソード音楽院への入学を志したのです。
「分かった。まあ、きっと、たいへんよ。」
と言った祖母の言葉の意味が分かるのはもう少し先のことです。
続きはまたの機会に書かせていただきたいと思います。
お読みいただき有難うございました。