モルモット、大学へ行く。 | モルモット*ジャスティスの意見

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僕、ジャスティス。既婚。双子の子持ち。ここはオーストラリア。同居人、一名。日本人らしいけど英語しかしゃべらないヘンなやつだよ。

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同居人ががっかりしてる。というのも、近所の草むらがとうとう市役所の園芸担当のおじさんたちに草刈りされちゃったから。僕の主食の草だったのにさ。

しょうがないから、僕たち、明日は近所の大学へ行くんだ。大学にはかならず草の生えてるところがあるんだ。大学は広いから、メンテナンスのおじさんたちが一生懸命草刈したとしても、草を刈り終わるごろには、初めに刈ったあたりの草が伸びてるっていう寸法。うっしっし。

ところで、この国の人の大学進学率はかなり低い。オーストラリアは階級社会だから、中流階級以上の家庭に生まれないと、大学に行くことはまずないんだ。そんなだから、モルモットが大学へ行くっていうのは、かなり皮肉。

ちなみにオーストラリアの階級は、持ってるお金の量で決まる。歴史のない国だから、本国イギリスみたいな、ホンモノの階級なんてありえない。だから、中産階級以上の家庭の生まれないと大学にいけないなんて、実際のところ、かなりアホらし~(と部外者の同居人は思うようだよ)。だから、同居人は、僕を大学へ連れて行くと、かならず友達に電話で報告するんだ。うちのモルモットは大学へ行ったわよーってさ。

なんだか長くなったけど、とにかく、僕は、明日は、大学へ行くんだ。だから、今日はゆっくりネンネして英気を養わなくちゃね。
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