大好きな君を失うなんて君も思っていないだろう?

今までの僕は君がいてこその僕なんだよ
こんな残酷な世界なんて想像していない

大切な事を失えば気付いては苦悩し
視線が突き刺す物を背負って生きて行く
大好きだった君よ いつまでもさようなら
僕の瞳に写るのは 歪んで潤んだ孤独の砂漠

花の匂いが突き抜けた そしてそのまま街へ消えた

懺悔の形した鮫が何度も襲いかかるんだ
瞳に反射される君の総てが愛しく狂おしい

雲間に光の射す美しき世界で咲く
花に愛注いだら 悪魔の胤実ってゆく
するとどの人だって冷たい目を突きつける
その花は枯れてしまったんだ

何もかも失った暗い世界
悪魔の胤と水を撒く
血を拭った掌を握り祈る
少し歩ってみようとしたら
すくすくと伸びゆくその蔦に
掴まっては登ってみると
空一杯に緑が蔓延る
弾け飛ぶ光を感じたんだ

望遠鏡で未来を覗いて見据えてみれば
20年後にあの救世主は現れちゃいない
もしかして 未来の僕は幸せなのかな?
そうだとしても 絶対覗くことはしないから