通い慣れた道は 日常に埋われても
木枯らしに吹かれながら 二人の影も伸びてゆく
想うに任せぬ煩いは 大丈夫 心配はない
秋桜の御愛想が 閑かに殺してくれるさ

林檎の様に染めた あどけない咳(しわぶ)く頬
網と駆け回す子どもが 別れ 悲しみ を知らない
水平線に被さった 黄昏鳥の 並ぶ群れが
可哀相に描写し 和らんだ袖を濡らした

もう歌うのに満足でしょう 一応君の頬に kiss
嘘でもいいから 可愛いと言って

河沿いにただすむ 夕暮れの帰り道
優しさ溢れる陽溜まりの 温もりを抱きしめたなら
もし一緒に年を老いて行き 若い娘に夢中になったって
いつまでも君と僕 結び合う同志だろう
I ♥ TOO YOU.


冬の知らせを感じた にわか雨の上がりに
凹んだ澄み渡る気持ちに 軌道が円く煌めく
例えば 迎え来る峠が 絶望&困惑待っても
百歩譲ったとして 明日にどう態度を取るの?

いつもは彼方行く瞬く天使のような流れ星。 叶わぬけど、叶わぬでも願う。

影がより暗く遠くへ んな気がした影法師
竹馬の友と盗んだ柿も 今となりゃとても渋いよ
淀んだ今朝の淡い霞と 渇いた深いあの息吹なら
然も摩訶不思議に今 世界は美しいのに
夜空 ★彡


何故懐かしくなるのだろう?
笑い転げた日も 悩み続いた日も
思い過ごしだあの日々が


甦って来て 胸が苦しいよ
嗚呼 撫子が枯れた日に 感情に冴え勝り
この場面を忘れぬよう そっと両目を閉じるだけ
そして冷たさに負けぬように 新たな息吹を芽生えさせる
また春の喜びを 腐る程感じたい
breath of fall
and a breathing of earth