自民党は週末の6、7両日、鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題などを追及するため、全国一斉の街頭演説に乗り出す。小沢氏は不起訴処分になったものの、「幹事長職にとどまる限り、民主党の支持率は確実に下がる」(幹部)とみて、国会論戦と並行して各地で有権者に直接アピールする戦術だ。

 大島理森幹事長が5日、各都道府県連に文書で指示した。首相らの政治資金問題のほか、小沢氏の意向が強く反映される鳩山政権のあり方などについて、党所属国会議員や今夏の参院選候補、地方議員らがそろって批判を展開する。谷垣禎一総裁は6日、京都市で街頭演説する予定。

 ただ、党本部の要請が急だったため、準備が間に合わない地方組織が続出し、5日夕までに実施が決まったのは11都道府県連にとどまっている。【田所柳子】

【関連ニュース】
田村参院議員:民主入りへ 昨年、自民離党 小沢氏と会談
平野官房長官:小沢氏不起訴「良かった」
衆院予算委:鳩山首相、政治とカネ問題「根を絶つ」
小沢一郎氏:「公正な捜査の結果」
小沢一郎氏:幹事長続投を表明

菅財務相、新成長戦略を説明へ=カナダG7、6日開幕(時事通信)
<節分万灯籠>ろうそくに無病息災の願い込め 春日大社(毎日新聞)
「御影高杉」が初コラボ CD付き「うたチョコ」人気(産経新聞)
<公立高校授業料>滞納8億円 6県170人が出席停止 (毎日新聞)
「お答えできない」連発=捜査1課長ら会見-連続不審死(時事通信)