孫社長のプレゼンから学ぶ | みちくさ

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ほっと一息、コーヒーはいかが?

先日ソフトバンクの孫正義社長とITジャーナリストの佐々木俊尚氏の対談本「決闘 ネット「光の道」革命」を読みました。

決闘 ネット「光の道」革命 (文春新書)/孫 正義



内容に興味があって読んでいたのですが、途中からは「なんで孫さんの話はこんなに説得力があるんだろう?」と気にかかるようになりました。
そこから、この本は対談がそのまま書き下ろされているので、この本から孫社長のプレゼンを学ぶことができることに気づきました。


ちなみに、この本では「光の道」がなぜ必要か、なぜ光じゃないといけないのかといった議論が展開されており、要所要所に孫社長のプレゼンが入っています。


私は以前から”人を動かすプレゼン&伝え方”に関心があり、どういう方法であれば相手を心底納得させ、そこから行動を引き出せるかといったことを自分なりに探っていました。
そんな疑問を持った上で、本書にある孫社長のプレゼンと自分のこれまでの方法を比べてみると、非常にいい勉強になったように思います。


では、なぜ孫社長のプレゼンは説得力があるのかというと、まず「根拠を述べる際に”具体的な数値”と”過去の同様の事例”をうまく用いていること」を感じました。


両者とも極めて基本的なことですが、あらゆる反論や疑問となりうる要素において徹底され、具体的な事例を用いて一つ一つ分かりやすい言葉で説明されている点が印象的でした。


これまで自分自身が行ってきたプレゼンや上司への企画提案を振り返ってみると、細かい一つ一つの数値的裏付けにヌケモレがあったり、弱い部分があったことが比較してみるとよく分かりました。
加えて、何がポイントかを常に明確にして話されているので、専門外の人にもすんなりと要点が把握できるように思いました。
他にも挙げはじめるときりがないので、詳細は本書に譲ります。


2万人を超える企業のトップなのでこれらのことは当然といえば当然なのかもしれませんが、このような方のプレゼンを一般人が学べるのは非常に良い機会であり、参考にさせてもらおうと思いました。


そういえば、最近ステーブジョブズのプレゼンの本も話題になっているみたいですね。
合わせて読んでみようかな?