Release:2013/03/19 Country:US
Genre:Technical Brutal Death Metal
score 80/100
アメリカのテクニカルブルータルデスメタルバンドの3枚目のアルバム。
01. Intro
02. Ouroboros Chains
03. Bring the Void
04. Archeopteryx
05. Those Having Been Hidden Away ★おすすめ!!
06. Prelude #2
07. Judgments and Curses
08. Lesions From Vicious Plague
09. Caustic Vertigo
10. Creation Continuum
11. Outro
なぜ買ったのか忘れた作品。しかも買ったのは随分前のことである。
プロフィールを見ると、結成メンバーにNileのライヴメンバーがいるとのことだが、これが購入理由になるとは思えんし、なんとも不思議な1枚である。
尚、プロフィールを更に流し読みしていて気づいたが、結成が1990年代後半で、本作が3枚目の作品になるんだな。これは遅咲きってことになるんだろうか。
本作はいちおうブルデスの体をとる激烈なメタル。身も蓋もない言い方をすると、激しく速いメタルということになる。
ただ、これでは物足りないのでもう少し付け加えると、テクニカルな演奏も武器とするため、正確には激しく速いテクニカルなメタルといったところであろう。
テクニカル系ブルデスも他を見渡せば結構あり、中には鬼とも呼べるぐらいのシッチャカメッチャカさがたまらんものもある。が、本作に限って言えば、そんなテクニカル系ブルデスの中でもノーマルな部類、且つ数ある軸の中で中心付近に位置しそうな、悪く言えば平凡なテクニカル系ブルデスなのかもしれない。しかし、今にしてみれば、それはそれで味があるのではなかろうか。
まあ、テクニカル系ブルデスの時点ですでにノーマルな音楽じゃないですよって言われたら、それは黙るしかない。
全27分ぐらいと相当短い。そりゃ大きな工夫もなく速いメタルをやれば、例え11曲あろうとこんなもんなはずだ。
だが、こんなところもノーマルだなと思わせる一端となっており、なぜか憎めない。
何かと気になる1枚だ。これはこれで有りというフレーズをつい使いたくなってしまう。