数年前に骨髄バンクのドナー登録をしました。
数年後にドナー適合の通知が来ました。
正直驚きましたが、もちろんこの時の為に登録したので
覚悟は決まってました。
今まで大きな病気をしたこともなく健康優良児として
育ってきたことを母に感謝してます。
ドナー登録をしたくても出来ない方もいると思います。
そう思うと私の骨髄で助かる方がいるのなら
喜んで協力するつもりでした。
家族には、ドナー適合の旨を話し検査して問題なければ
ドナーを引き受けると話すと、私の体を心配してのことですが
２つ返事では賛成できないと言われました。
家族、親戚に病気の人がいるならともかく・・・
といわれましたが、逆に私達の家族、親戚に病気の人が
いて、親族が適合者なしだったら？
しかも適合したドナーがいることがわかっていたら？
そんなやり取りをしましたが、まず健康診断でドナー不適格に
なるかもしれない事を話し、それまで考えてもらうことにしました。
コーディネーターの方もとっても良い方で、病院でドナーに
なることのリスクや手術方法について説明を受けました。
まったく不安がなかったわけではありませんが
幸い、仕事も調整すればなんとかなりそうだったので
私の心は決まってました。
健康診断の結果、適合すると報告があったので再度
親に話すと心配だけど自分で決めたことであれば
協力すると言ってくれました。
しかし最終日程を調整していたところ、コーディネーターの方から
先方の都合でドナー打ち切りの連絡が来ました。
詳細はコーディネーターの方もわからないとのことでしたが
ドナーは複数いるので、より適合するドナーが見つかったか
容態が急変（良くも悪くも）したか、私の都合では無いことを
説明されました。
結果的に手術までは経験しませんでしたが、
仕事関係者や数人の友人に話したところ、
ほとんどが、どちらかというと反対・・・
という意見が多かったです。
今回の震災のように助けたくても助けられない命が
ある中、ドナー適合して助かるかもしれない命があるなら
そのときの環境が許す限り、私は今後も協力していきたいと思います。
今日骨髄バンクのポスターを見て
そのときのことを思い出したので記しておきます。
そして、骨髄バンクを理解した一人でも多くの方が
ドナー登録してくれると良いなと思います。