ラジウム岩盤浴 | もとヤーンの肺がんが消えちゃった ブログ

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2012年2月に肺がん発覚(肺腺がんステージ4の骨盤転移)から書き始めた日記をまずブログに書き写しました。
今後も毎日の記録+癌のうんちく等、載っけて行きます。

癌治療(がん治療)に良い温泉、癌に効くとされる温泉

 日本では古来より病気になると「温泉」を湯治利用して病を治してきました。
 
古くは京の天皇も道後温泉や別府温泉で湯治したり、武田信玄も温泉を傷ついた兵の治癒に使用したり、豊臣秀吉も長生きしようと有馬温泉を好みました。
 
江戸の人は、湯治するために、長屋を引き払い、家財道具をすべて質屋に入れて、資金を調達してから、草津温泉で湯治したと言います。

 現在の湯治は短い場合で1~2週間、長い場合だと6ヶ月~1年以上湯治されるようです。

 子供と一緒に湯治するには非常に無理がありますし、1人であっても長い期間湯治するにはそれなりの滞在費を捻出しなければなりません。

 湯治には、時間も必要でお金も掛かる為、温泉ソムリエの小生にとっても憧れに過ぎませんが、湯治ができる温泉地で、尚且つ「癌(ガン)」の治療、癌の治癒に適していると言われている、大変ありがたい温泉地を挙げてみました。


 玉川温泉

 玉川温泉はph1.2と強い酸性湯です。酸性湯により皮膚が炎症を起こし、その為白血球が増えて、その増えた白血球にあるリンパ球がガンと戦う免疫細胞に変化することがあると言われています。

ただし、酸性湯に何日も入浴を続けると、皮膚の弱い部分(粘膜)がただれて痛くなります。例えば男性の場合は玉の皮が痛くなり、玉皮=玉川温泉の由縁でもあるのです。酸性湯の入り方に注意して湯治する必要があります。玉川温泉0.76マッヘ/kg。

 癌治療目的の方が玉川温泉を利用する場合には岩盤浴をする方が多いです。
 
蒸気も出ているところにある自然の岩盤浴で体を熱することにより、熱に弱いガン細胞を弱らせることができると言われています。なんでもガン細胞は43℃の熱で死ぬそうです。
 なお、玉川温泉の自然岩盤浴は。自然界の約3倍となる微量の自然放射線(ラジウム及びラドン)が出ており、放射能がガン細胞に影響すると考えられています。ただし、場所によりラドン濃度が高かったり、低かったりとマチマチです。
 
玉川温泉浴場内の放射線は0.3マイクロシーベルト以上、源泉付近では13マイクロシーベルト。温泉はph1.2なので飲むと歯が虫歯になります。
 
岩盤は放射能を出している国の特別天然記念物で「北投石」と呼ばれており、台湾と玉川温泉と2箇所しかない、世界的にも貴重な石です。
 
北投石のラドンはラドン222で、半減期も長くて4日と短く、体内に残ったとしても1ヶ月も経たないうちに消滅する放射能です。がん、糖尿病、リューマチ、不眠症、皮膚病などによく効くと言われています。
  玉川温泉を自宅のお風呂で再現できるような人工温泉装置や、
  玉川温泉の岩盤浴を再現した玉川温泉の岩盤浴と同じ力[0.58]の低線量放射線もあるようです。

 増富温泉

 ラドン含有量世界一と言われる温泉が増富温泉で、ガン治療目的の方は、温泉を飲む場合が多いです。
 
最も古い「金泉湯」では、30℃前後の冷たい源泉に1時間以上入浴して、呼吸により水面から5cmほどの高さに漂うラドン気体を取り入れ、また、温泉からも皮膚吸収します。そして、源泉を1日に一合ほど飲用します。金泉湯はお遊びで訪れる温泉ではなく、真剣に病を治したい方向けの温泉ですので、念のため忠告致します。

 かつて、戦前にはラドン=12800マッヘ/kgを誇りましたが、現在その源泉は枯渇。現時点での最高は49号泉=ラドン=730マッヘ/kg。金泉閣=9.8マッヘ/kg。金泉湯ラドン=3.6マッヘ/kg。増富の湯ラドン=0.23マッヘ/kgとなります。
 ラドン入浴を自宅で可能にしたもあるようです。
 ※マッヘは放射能の濃度

 三朝温泉

 1164年に発見された歴史を誇る温泉で、ラジウム含有量が多いです。三朝温泉地の住民のガン死亡率は37年間の統計の結果、全国平均の約1/2であると調査結果も出ています。
 源泉が約60℃と高温の為、ラジウムが良く溶けており、湧出してから空気中に気化するラドン量も多いとされ、最高検出ラドン=683マッヘ/kg。平均32.3マッヘ。
 
温泉水中のラジウム→気化してラドンガスに→呼吸で肺に入る→肺から血液中に→全身の細胞内に行き体内の老廃物を除去→自律神経の復調→自然治癒力の向上と言う仕組みです。
 
更に、飲泉も併用すると良いです。
 発見の湯「株湯」=142マッヘ/kg。旅館大橋=80マッヘ/kg。

 池田温泉(池田鉱泉)

 源泉16℃の鉱泉だが、放射能量が多いです。池田ラジウム鉱泉8号泉を使用の特別養護老人ホームさわらび苑が、6640マッヘ/kg。 放泉閣はラドン=183マッヘ/kg。

 猿が城温泉(鹿児島県)   711マッヘ
 いいだ温泉湯里湖(長野県) 652マッヘ
 ロウソク温泉(岐阜県)     556マッヘ
 三瓶・志学温泉(島根県)    241マッヘ
 原田温泉ゆうじんの湯(広島県) 187マッヘ
 やわらぎの湯(福島県)      56マッヘ
 関金温泉(鳥取県)        53.6マッヘ
 二股ラジウム温泉(北海道)   5.47マッヘ

 やわらぎの湯

 いかりや長介さんもガン治療にと湯治した温泉。湯治ラジウムが放出されている岩盤浴が主体の温泉で、岩盤浴と温泉と交互に入るのが基本です。岩盤浴では、患部に直接岩盤が当たるようにします。
 
強い岩盤浴で0.45~0.50マイクロシーベルト、弱い所では0.1~0.20マイクロシーベルトと言われています。
 岩盤から放射線が出ている温泉は、日本で玉川温泉とこのやわらぎの湯だけで、温泉のマッヘ(放射能の濃度)は玉川温泉より多いです。
 
温泉を飲める大浴場飲泉場では54.02マッヘ/kg
 平日、休日問わず、駐車場や岩盤場に入れない人が溢れています。

 ※シーベルトは被爆した際の影響を表す単位です。電球からも放射線は出ており、日本における自然界での年間被爆量は約14200マイクロシーベルト。ラムサールは世界最高で年間約260000マイクロシーベルト。
 胸部X線で1回50マイクロシーベルト、CT撮影全身で1回約700マイクロシーベルト、成田-ニューヨークの1往復で約190マイクロシーベルト。
 で、レントゲン撮影などの年間許容範囲(日本)は1000マイクロシーベルト、人間の胎児に異常が出現する可能性が出始めるのが最少量で100000マイクロシーベルト。広島原爆の爆心地から約1200m前後で、被爆量100000~400000マイクロシーベルト。


■本当に温泉でガンが治るのか? 良くなるのか?

 温泉で湯治された方の「ガンがなくなった」と言う体験談にもとづき、上記の温泉がガンに効果があると言うことであり、実際に温泉に入浴することで癌を克服できたり治癒するかどうかは科学的に実証できていません。

 しかし、医学という分野で、科学的に解明できているのは全体の10%に過ぎず、あとは、何がどんな病に効いたなどの経験上や実検上から運用されています。

 このように、温泉そのものがガンに効くと言う事も科学的には解明されていませんが、先人の経験上から効果が期待できると言われているのです。ただし、温泉による直接効果だけでなく、普段忘れがちな自然に触れたりすることでストレスが軽減されたり、長期滞在による精神的な安定や、自宅では難しかった規則正しい生活、同じような病に立ち向かう人々と話をしたりして、生きようと言う気力が増すなどの精神面の向上も大きく影響しているものと推測致します。



 その為、現状では温泉湯治だけで癌が完治するとまでは、正直、言えないと小生は考えます。
しかしながら、良湯への温泉入浴は体内にある自然の免疫力を高めますので、多少なりとも延命効果があるものと確信致しております。


 これらを考えると、やはり日本人の恵まれた自然環境の1つとして、病気になる前から普段「温泉」を活用して、ストレスを軽減したり、免疫力を高めたりしておくことが一番大事であり、病気になってから温泉を利用するのではなく、病気にならないよう平素から温泉を定期的に利用すると言う事が大切だと思い知らされます。

 湯治は原則として自己責任が基本です。江戸時代の湯治客は、宿に入ってまず最初に「死んだらこの地に埋葬して構わない」と言う念書や「死んだ際の連絡先」を書かされたそうです。



 なお、湯治を行うと腫瘍マーカーが上昇すると言われています。なんでも腫瘍マーカーは死んだガン細胞も測定してしまうからだそうです。


 ちなみにオーストリア及びドイツでは放射能泉のラドン吸入が医療行為として認められています。

その適応は慢性リューマチ疾患、慢性筋肉・腱・変形性関節症、神経痛、慢性神経炎、慢性強直性脊椎症、脊椎症、脊椎関節症、運動器のスポーツ障害、末梢循環障害、難治性創傷、歯周炎、内分泌腺障害(更年期障害、性器発育不全、脂肪沈着性発育不全、性的不能、不妊症など、多岐に渡ります。
 
ただし、アメリカではラドン蒸気は肺ガンの原因と言う見方をする傾向もありますので、必ずしも副作用がないとは言えないようです。なお、自然のラドンは、その日によって濃度が異なります。




■温泉による温熱療法が免疫力を高めるのか?

 放射能とは関係のない、草津温泉の時間湯(湯治)でも癌などの病気が治ったと言う話も聞きます。
 
それらを総合的に考えると、熱さに耐える「温熱療法」が病気に勝ったとも言えるのではと小生は考えています。やわらぎの湯でも温熱効果を高めるため
44℃~48℃とわざわざ高温に加温しており、玉川温泉も源泉は98℃と高温し、草津温泉も高温で有名です。


 よって、疲労回復にはぬるめの湯が良いのですが、病気に立ち向かう場合は、ある程度「高温の湯」に浸かるのが良いことがわかります。


 
癌細胞は43℃以上の熱の中では死滅します。ただし、42℃ではほとんど大丈夫ですが、残念ながらガン細胞以外の一般細胞も43℃で死滅します。
 
なお、一般組織では43℃の血液でも、血管が拡張するなど、熱を下げる機能が働き1~2℃下げるので、一般細胞は生き残るのです。これに対してがん組織の血管は既存の血管から新しくできた新生血管なので熱が加わっても拡張せず、43℃の熱が加われば癌組織は死滅します。


 ただし、42℃と43℃とたった1℃差で人間の生命に関わりますので、43℃の治療は非常にリスクも高いです。インフルエンザやカゼなどで高熱を出したときも40℃以上になった場合はすごく注意する必要があるのと同じです。

 その為、過度な温熱ではなく、加温療法が良いようでして、体温より5℃以上高い温泉などに入ると癌細胞に対して効果があるとされます。
 
すなわち、体内が熱を帯びると、がん細胞に熱ショックタンパク質が誘導されて、これが癌細胞を攻撃するリンパ球の標的になる、と考えられています。すなわち、高温の温泉で湯治するという事は、体内の免疫力が高まる効果があると言うことなのです。


 
以上、これらの事を充分理解したうえで、病になる前から温泉を有効に活用して頂きたいところです。

 ※効果などには個人差があり、必ず効果があると保証するものではありません。また、湯治などは自己責任であり、病によっては逆効果と言う場合もあります。治療中の方は医師に相談の上、行動することをオススメ申し上げます






うんちく長かったですが要するに43度以上の温熱治療効果があるかもしれないということですね。

あと放射線が出て癌が弱る可能性大と言う事かも(放射線治療)

追記
癌になるまで風呂に浸かることがほとんど無く、朝風呂でシャワーのみの生活でしたので、体は冷えたまま寝る、免疫下がる。

そりゃ癌になりますわ(汗)