ハワイ島で参加した、グラウンディングツアー。


参加した目的の一つは、「講師陣がどのように参加者に接するのか・・・を知りたい。」・・でした。


海外での講座参加がほとんどだった私にとって、日本人の優秀な講師の方々が開催するセミナー参加は、内容はともかく、提供する側に関してとても興味があったのです。


4人の講師陣のレクチャーや、実技の時間が素晴らしかったのは、予想通りでした。

とても充実していましたし、しっかりと自分の中に落とし込めるような流れと時間の取り方でまとめられていたと思います。

講師の一人一人のレベルの高さだけでなく、お互いに言葉を変え、視点を変えて説明を補って下さることで、理解はどんどん深まっていきました。

本当に最高のチームワークでした。



それ以外の時に、大きな学びがありました。
水曜の観光の日に、自分が求めていたもの、得たかったものを掴めたように感じました・・・。


それは、講師陣の中心人物である山本邦子さんがもたらしてくださいました。


邦子さんは常に、そこにいる全ての人に配慮しながら、全ての人を巻き込むような心地よい場作りをしようとしてくれていました。

一参加者だった私にとって、それはとても温かく、嬉しい心遣いでした。

決して、グイグイ来るのではなく、フッと話したいな~と思った時に、そばに寄り添ってくれる彼女の繊細な感覚は、とっても心地よかった・・・。


きっと私だけでなく、参加された皆が感じていたことだと思います。


そして、

私も邦子さんのように、集まってくださる方々に寄り添うことが出来たら・・・と心の底から思いました。

そこに居る全ての人に疎外感を味わわせることがないように・・・。

圧迫感がないように、スペースを保ってもらいながら・・・。

必要な時に、心のドアを開けて、話せるような、話したくなるような雰囲気を常に感じてもらえるように・・・。

時には厳しく、その人に必要なタイミングで必要なことを愛情と共に伝えられるように・・・。

私も、そんな人でありたい・・・と思いました。



これは、私の師であるティワリジが言っていたこととも、リンクしています。

以前、ティワリジは

「師というものは、自分の時間がない存在だ。生徒が必要とすればそれが最優先になるから。」

とおっしゃっていたことを思い出しました。

数年前にティワリジは、ヒマラヤに入られたのですが、その直前に参加したサマヒタでのリトリートで、一人の生徒がティワリジに質問しました。

「なぜ、ヒマラヤに行くのですか?」と。



“I want to become my Self.”「自分自身になりたいから・・・。」



ティワリジがそう答えた時、聞いていた皆が笑顔で、しばらく言葉もなく、ティワリジと目を見合わせながら時が過ぎたことを、鮮明に覚えています・・・。



何にコミットすべきなのか・・・。
それを常に心に留めて、行動したいと思っています。


テクニックや理論だけでなく、私が師から学んだ「人としての在り方」も、自分を通して皆に伝えたいんだな・・・ということにも気付きました。


多くの気付きを与えてくれた邦子さんと一緒に過ごした1週間は、私の一生の宝物です。

邦子さん、本当に有難うございました。

そして、お疲れ様でした。