4月末からアメリカのコネチカット州オールドグリーンウィッチに来ている。月末の事務処理等を早め早めに済ませ、胸ふくらませて機上の人となった。が、やはりエコノミークラスは変わらない。

ana


ただし、今回は早々とチケットを確保したので、エコノミー席の最前列の、アイル側,アテンダントが座る席の目の前だったので、写真のように開放感があった。しかし、12時間を超える飛行のうちに足はだるくなり、往生することには変わりなかった。

今回の旅行の目的は長男の三男坊シャンクが属しているスタンフォード・ユース・オーケストラのコンサートを聴きに行くことだった。会場はマンハッタンのカーネギーホールである!田舎者のおばあちゃんとしてはどうしても行かねばならぬ案件(!)であった。

踊るように指揮するイタリア人のコンダクターのもと、若いエネルギーがさく裂して、素晴らしく魅力的な音楽会になった。演奏会後、MUと同年配の風格あるアメリカ人らしき老夫婦に”すばらしかったですね”、と声を掛けられ握手を求められた。満面の笑みをたたえた大人たちは皆和気あいあいとして、子供や孫たちが与えてくれた一夜の夢に酔っていた。

カーネギーホール


翔カーネギー


コンサートマスターの後ろの席に座っている少年がシャンクである。

2週間の予定で渡米しているが、コンサートが終わればさしたる用もなく、四方を林に囲まれた家の中で読書に励んでいる。日本より少し寒いこの地方では芽吹いたばかりの新緑が柔らかい。

4人の子供と夫の送り迎えに忙しいアコにお供しするついでに近所の緑を楽しんでいる。MUにとっては、これで充分な休息の日々である。