2017年1月の寒いパリ

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凍おった空気がパリパリと音を立てて壊れてきそうな午後だった。アスファルトも凍っている。

昔からアパートに置いてあるコヨーテのファーコートは死んだ狼の匂いを発しっていて、着るわけにはいかなかった。MUが持ってきたのはウールのロングコート一枚である。ストールもシルクだけである。そして母の形見の革手袋。シルクのストールを幾重にも首に巻きつけて外に出るとしばらくは『大丈夫』と思う。しかし店探しに一時間も歩いていると,もういけない。節約モードに入っていた今日はカフェにも入らないと決めていたのだが、命に関わると感じて解禁した。

店の中でもコートが脱げない。こんなパリの冬も初めてである。、

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