アニメのアプリと思ったら…利用状況を無断収集 | ニュースから世相を感じて

アニメのアプリと思ったら…利用状況を無断収集

同意を取らなかったのはミス、という会社のコメントがありますが、同意もとらずにすべてのアプリの利用状況送信している以上、スパイウェアであることに変わりないでしょう。
確かに、同意を取っていたら、スパイウェアとは言われないでしょう。アプリを使っている人は分かっててやっているのですから。

でも、そうでない以上、300人だけとはいえ、ウィルス作成罪に当たる気がします。例外や特例を作ることで、今後、意図的にこのようなスパイウェアのようなアプリが出てきたときに、有罪に出来なくなってしまいますからね・・・

この程度の過失ならば、重罪とはならないでしょうし、個人情報の重要性を再認識させる意味でも、処罰するべきだと思います。まあ、「どんなアプリを使っていたかを解析すれば、広告やマーケティングに役立つ」のは事実ですが、だからといって、それを無断で収集しているのならば、それはウイルスでしょう。

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アニメ視聴用のアプリ(ソフト)だと思ってスマートフォンに入れたら、実はインストール中のすべてのアプリの利用状況を無断で収集されていた――。

 こんなアプリを東京都内のソフト会社が行動ターゲティング広告用に開発し、無料で配信していたことが分かった。「プライバシー侵害」との批判を受け、この会社は10日にサービスを停止。会社側は「同意をとらなかったのはミス」と釈明しているが、専門家からは「利用者の意図に反した動作で、ウイルス作成罪にあたる恐れがある」と批判が出ている。総務省も問題がないか調査する方針。

 このアプリは、ソフト開発会社「ミログ」が開発した「アップティービー」。基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォン向けに、アニメなどの映像視聴用アプリとして今年7月から無料でサービスを提供していた。

 同社によると、このアプリをスマートフォンに入れると、端末固有の番号と、インストール中のアプリすべての名称、いつアプリを起動したかなどの情報が1日1回、同社に送信される仕組みになっていた。約2000人が利用し、そのうち少なくとも約300人には同意をとっていなかった。今月に入り、インターネット上で批判が出ていた。

 同社の城口洋平社長は「どんなアプリを使っていたかを解析すれば、広告やマーケティングに役立つ」として目的を説明、「利用者の同意をとるつもりだったが、ミスで無断収集となってしまった」としている。