任天堂、「Wii」でネット通販 千趣会と来月参入 | ニュースから世相を感じて

任天堂、「Wii」でネット通販 千趣会と来月参入

Wii、こうしたネット経由での通販などで利益を上げていこう、という意図ですか。今もゲームは購入できるような気がしますが、こうして本格的に電話注文も含めて可能、というのは、ビジネスチャンスも増えそうですし、今後の展開に興味が出てきますね。

元ネタはコチラから


任天堂は29日に東京都内で開いた経営方針説明会で、据え置型きゲーム機「Wii(ウィー)」を通じ、インターネット機能を活用した通信販売サービスに乗り出すと発表した。携帯型の機種でもソフトのダウンロード販売を強化する方針を掲げており、ハードとソフトに加え、ネット経由での成長を目指す。

 新サービス「Wiiの間ショッピング」は、カタログ通販大手の千趣会と共同で、11月から実施する。任天堂のゲームにちなんだオリジナル商品に加え、モール形式で参加する出店企業の商品を取り扱う。出店企業は千趣会と、千趣会イイハナ(東京都品川区)、シヤチハタ(名古屋市西区)の3社で、サービス開始後に三越伊勢丹ホールディングスなど複数の企業が追加出店を計画している。

 支払い方法は、クレジット払いなどで、ネットが苦手な人向けにコールセンターでの電話注文も受け付ける。岩田聡社長は「大画面テレビを使って家族でショッピングを楽しめる。新しいお茶の間ショッピングのあり方を提供する」と述べた。

 任天堂は、来年2月に発売する3D(3次元)に対応した携帯型機「ニンテンドー3DS(スリーディーエス)」でもネットを通じた配信サービスに力を入れる。岩田社長は「ソフトのパッケージ販売だけでなく、デジタルダウンロードも伸ばしていきたい」と強調し、3D対応映画の配信なども検討する。

 任天堂の2010年9月中間連結決算は、円高の影響などで上期として7年ぶりに最終赤字に転落した。岩田社長は「これまでもドル建てでの取引拡大などに取り組んできたが、現在の為替水準が続くとすれば新たな対応を考えざるを得ない」との考えを示した。(三塚聖平)