柴野元衆院議員 故人を自社「顧問」に | ニュースから世相を感じて

柴野元衆院議員 故人を自社「顧問」に

これはちょっとひどいですね。
民主党議員の批判ばかり目にしている気がしますが、これも十分大問題でしょう。

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先の参院選に自民党から比例代表で立候補し落選した柴野多伊三(たいぞう)元衆院議員(59)が会長を務めるバイオ事業会社「ニュー・バイオテック」(東京都港区)が、自社のホームページ(HP)に、既に亡くなった工学博士を顧問として掲載していたことが分かった。他に顧問とされた大学関係者も就任を否定している。同社は毎日新聞の指摘を受け、HPを閉鎖した。【杉本修作、前谷宏】

 柴野氏を巡っては、社長を務めるバイオ燃料開発会社「日本中油」(同)が中国最大の石油国営企業「中国石油天然ガス集団」(CNPC)グループの日本法人を名乗りながら、CNPC側が関係を否定していることが明らかになっている。

 登記によると、ニュー・バイオテック社は09年3月に設立され、所在地は柴野氏の個人事務所と同じ。代表取締役は柴野氏の妻が務め、HPでは柴野氏を「代表取締役会長」と紹介していた。また、顧問として「環境省国立環境研究所研究室長」の工学博士、森田恒幸氏と、「横浜国立大学環境化学研究センター長」の教授らの名前が掲載されていた。

 しかし、森田氏は03年9月に病死。国立環境研究所は毎日新聞の取材で掲載を知り、ニュー・バイオテック社に抗議し削除を求めた。また、教授とされた男性は、実際はセンター長でも教授でもなく同大の特別研究教員で、「柴野氏とは13年ほど前の講演会以来、会っていない。顧問も受けたことがない」と否定している。

 故人の掲載について柴野氏は「前身の会社から付き合いがあり、ご本人も了解済みだったはず。事務員任せで前身会社のHPの(記載の)ままだったようだ。おわびします」と話した。特別研究教員については「だいぶ前に『顧問的にやってください』と話はして了承してもらったと思う」と述べた。2人の顧問就任を示す資料の提示はなかった。