もう本当に頭が真っ白になった出来事があった。
警察に相談しようか迷っている。
ヘルパーさんが実家に来るようになって、母の財布の中身の状況を報告してもらえるようになった。
急激に減っていることを確認すると、すぐに電話して「何に使った!」「そんなのいらないでしょ!」と注意し、無駄遣いを防止させる作戦だ。
ある日、財布の中身は「3000円」と報告があった。
少ないなぁ。
母に電話する。
母「いや、あのなぁ。美容院へ行ったんや。」
僕「いくら使った?」
母「7000円」
・・・。
仕方ないか・・・。
月末まではまだあるが、3000円ではかわいそうなので、20000円送金した。
その3日後、財布の中身は「23000円」と報告があった。
うん。ほぼ使ってないな。
その4日後、財布の中身は「1000円」と報告があった。
なに!!!
4日間で22000円減ってる!!!
すぐに母に電話。
僕「減りすぎやろ!何に使った!」
母「美容院へ行ったんや。」
えっ?
お母さん、ウソついてる・・・。
1週間前に行ったって言ってたのに、また行くはずがない・・・。
それに美容院だけで22000円も減るはずがない・・・。
僕「それウソやろ!先週美容院行ったって言ってたやん!」
母「・・・」
母は認知症なので、先週ついたウソも覚えていないのだ。
だからこうやって簡単に見抜けるのだ。
僕「正直に言ってみろ。怒らないから。」
母「あのな・・・」
母は自白を始めた。
母は2年前まで居酒屋を経営していたが、
そのときの客である「ヤマモトセイジ」が母の家に来て、
「あのときのツケをしてるヤツのとこにいっしょに行って取り戻してやる。」と言って、母を連れ出し、
実際にそこに行っても当人はおらず、
その道中で、ガソリン代を母に払わされ、飲食代も払わされた
・・・ということを自白した。
僕「いくらした?」
母「3000円かな・・・」
僕「合わへんやん!本当のことを言え!」
母「7000円かな・・・」
これはゼッタイ1万円以上払ってるなぁ。
僕「1回だけか?」
母「1回だけや。」
僕「もう行ったらあかんで!」
母「もう行けへんわ。何回行ってもおれへんのに!」
えっ?何回も?
それって・・・
れっきとした・・・
認知症とわかっての・・・
「たかり」じゃん!!!
犯罪じゃん!!!
ヤマモトに電話をしようと電話番号を聞いたが、母は「知らない」とのこと。
それで104に問い合わせたが、「その方の登録はない」とのこと。
これはヤバい。また来て、またやられる。
母は認知症だから、いくら注意しても、また同じ口車に乗せられて、ホイホイついて行くに違いない。
なんで僕と妻が稼いだお金を、ヤマモトのガソリン代とか飲食代に使われなきゃいけないんだ?
すぐに警察に電話しようかと思ったが、まずはケアマネさんに電話。
ケアマネ「警察に電話をしても、あまりにも証拠が無さ過ぎます。ヤマモトという人が自白しているわけでもないですし、お母様は認知症なので、そのこと自体も信用されません。」
そうだけど・・・。
一応、こういうときにどう対処すべきかを、ケアマネさんから地域包括支援センターに相談するということになり、警察への電話はストップした。
ヤマモトが家に来たときに追い返せればいいのだが、
ヘルパーさんが24時間いっしょにいてくれるわけにはいかないし・・・。
まだ自立はできるので、これだけで施設に入るわけには・・・。
ましてや僕がいつ来るかわからないヤマモトのために、無期限で会社を休むわけにはいかないし・・・。
「お金を持たさなければいい」と言うが、
最低限の生きていくための金額は必要だし、
細かく細かく現金書留で送るのは、仕事中に郵便局へ行く手間と手数料を考えると厳しいし。
ましてや丸亀市のサービスは1回1500円かかるし・・・。
あぁ・・・どうすればいいんだ・・・。
本当に悩んでいます・・・。
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