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来るべきの大恐慌を前にやっておくべき自己防衛方法

アメリカの格付け会社S&P（スタンダード・アンド・プアーズ）が8月5日、米国債の格付けを最上級の「AAA」から「AA+」に引き下げた。アメリカは世界の基軸通貨国。米ドルは国際的な取引の決済通貨であり、ドルを使わない国々でも準備外貨の大半は米ドルとなっているからその影響は大きい。

そして米ドルを世界に流通させている最大の要因が米国債の存在だ。アメリカ政府は米国債を発行することによってドルを世界へと供給し続けている。つまり今の世界経済は米国債を中心にまわっているとも言えるのだ。

もちろん米国債が買われているのはドルへの信頼があるからだが、今回の格下げでそれが崩れた。あくまで一会社の格付けではあるが、ドル資産離れが加速するとの見方もあり、市場は大きく混乱している。

もちろん世界の基軸通貨は米ドルだけではない。1999年に誕生したユーロの出現によって、各国の外貨準備高に占める米ドルは6割程度。将来的には中国の元が基軸通貨になるという経済学者の見方もある。

とはいえ今の世界経済が米ドルを中心に動いているのは間違いない。それゆえに不振のアメリカに変わって安全と考えられている日本の通貨が大きく買われ、過去最高値とも言われる円高に進んでいる。円高といえば“円”の世界的な信頼が相対的に高くなっている訳だが、決して日本経済にとっていいことばかりでない。

現在、言うまでも無く輸出産業を中心に大きな影響が出ており、高コストを嫌った企業の海外進出が相次いでおり、それにともなって市場の株安が加速してしまい、日本経済も綱渡りの状況が続いている。

こういった恐慌並みの不景気の中では、われわれは自分の資産をしっかりと守り、育てていかなければならない。自分の財布の中身は自分で守るしかないのだ。とはいえ普通預金金利は0.1パーセントを下回り、リーマンショック以降、株式市場は低迷を続けたまま。そこで新たな資産運用先として注目を集めているマーケットがFX。為替の変動が大きい今こそがチャンスなのだ。

だが注意してほしいのは、今のFXは為替変動が激しいだけにリスクも大きい。レバレッジを最大にしていたりするとちょっとしたミスで想像以上の損害をこうむってしまうケースもある。

そんな中、初心者でも簡単にFXを運用できる自動売買ソフトが人気だという。例えばBeeComシリーズなどは一流トレーダーや金融工学のプロ、数学者の英知を集め、10年間にわたる市場テストでは年利実績なんと81％を実現しているという。

実際2010年の運用実績は、毎月の利益率が平均でBeecomは5.24%、BeeCom-EXは6.83%となり、1年間で資産はおよそ1.6倍～1.8倍にまで増加している。さらに注目すべきは昨年9月に実行された政府による為替介入時だ。9月15日に実施された2兆円規模(史上2番目の大きさ)の為替介入で、市場は一時ドルが3%も上昇するという変動を示したのだが、そんな荒れ相場の中でも利益率3.45%( Beecom)、4.32%( BeeCom-EX)の確保に成功していた。

こういった資産運用はもちろん義務ではないが、不景気の波に押し流されない程度には自分の財産を守っていかねばならないだろう。であれば、こういった実績のある運用ソフトに頼るのも悪い方法ではないのかもしれない