まじめな雰囲気だった。
事務所内は誰もふざけていなかった。
不穏な空気も流れていなかった。
急に、
「俺は犠牲にはならない!」
と…。
チーフです。
決して怒っていたわけではない。
普通のトーンの声だった。
もーたん、大爆笑!!
そのセンテンスを発するまでにどんな会話があってん!!
そのセンテンスにたどり着くまでに1人2人はなにかしらの犠牲になっとるわけでしょ?
誰が犠牲になってん?
何の犠牲になってん?
なぞだ…。
ミステリーだ…。
スリルとサスペンスだ…。
この事務所にはなぞが多すぎる。