家でじっとしていればいいのだけどつい出かけてしまいます。
身体がいまひとつ不自由だからあまり遠くには行かれませんが街のあちこちでその景色に魅入っています。「君はやっぱりこの街が好きなんだね!」とか自問自答しながら…。
虎ノ門の交差点に差し掛かったとき霞が関ビル方向を見ると、ちょうど陽が暮れかかっているところでした。秋の陽のつるべ落としとはよく言ったものでみるみる茜色の空が漆黒のそれへと変わっていきます。赤い残照が雲に照り返すこともなく街はあっという間に夜を迎えました。秋も深まったということです。