街のともしび 冷たい空間の中にきらめく無数のともしび。 コートの襟をたて足早に行き交う人々をよそに優しく光っています。 仄かなその耀きは時折、風でいっせいに揺らぎます。 そんなにあくせくすることはありませんね。 そんなにくよくよすることもありませんね。 あたたかい炎の揺らぎに心癒されて呟きます。 「もう少し頑張ろうっと」