日経新聞の特集記事から私なりに再編集して作りました。
酒豪とそこそこと下戸の関係について
これ、もともとモンゴロイドの研究の中に出てくる定番なんですね。
遺伝子の分布調査からわかったことで。
以前よりは少し詳しめになってきてはいるのですが遺伝子改善で酒が飲めるように
なるわけでもなし、自覚して飲めよ!という記事でした。
日本人には3種類に大別できる。2型アルデヒド脱水酵素の体内生産力の強いNN型と呼ばれる人と全くないDD型に、その中間のND型です。
その分布をみると、見事に北と南にのんべぇ(酒豪)が多いことがわかります。
モンゴロイドの研究的にいうと、この黄色い分布が渡来弥生系と呼ばれる日本人の現在大半をしめている種族とかさなる。つまり、DD型の下戸型は渡来系に多いのだ。
世界分布を見てみると
アジアに多いのがはっきりわかる。アジア以外は酒豪ばかりということになる。
アルコールを分解するプロセスは2段階あって、アルコールをアセトアルデヒドに分解されたままだと酔っぱらって気分が悪い状態になります。そのあとこれを解毒して酢酸になると酔いがさめます。この分解するための酵素がからだで作れなくなった突然変異がモンゴロイド(アジア人等)に起こったのです。
どこで?
モンゴルで!
そのため、モンゴルを中心に拡散した人種の中に下戸がいるわけです。
日本人の中にも40%以上いるようです。
同じウェイトで中国にも飲めないDD型が多くいます。
お酒が飲める飲めないで差別をするべきではない!というのが私の持論ですが、こんな理由を知っているからなのかもしれません。
飲めない人は、ノンアルコールで楽しんでくださいな。
この突然変異の遺伝子を修復できるようになるのはいつの時代でしょうか。