プピーナ -5ページ目

下書き(本体作)と幼馴染作の絵

【貴方の願い、叶えます】

第三話


屋上へつれてこられて思いだしたんやけど・・・

昼休み、あいつら居るやん!!

なんてこっちゃ!?まぁ、なるようになるやんなぁ・・・・


がちゃっ


?「遅かったね。何かあったのかい?」

?「仁王が妹を連れて来た確立、100%」

?「む?仁王には妹が居たのか…」

?「へぇ、そうなのか」

仁王「おん♪」

柳生「おや?丸井君たちと一緒に居るのは・・・」

?「あぁ、杏奈と彩ちゃんだよ(微笑」

花梨「・・・・・(この男・・・変な感じするなぁ)」

?「何かな?俺の顔に何かついてる?(きょとん」

花梨「別に・・・」


というか。兄貴は何のためにうちをここへ連れて来たんや?

全くもって、兄貴の考える事は分からんねん・・・・


杏奈「あ!花梨ちゃん!!」

彩「わぁ!来てくれたんだぁ(にこっ」

花梨「誰もあんさんらの為に来たなんて言うとらんけど」

杏奈「またまたー。照れない照れない」

花梨「照れてねぇよ(呆」

彩「花梨ちゃん、イチゴさん食べる?」

花梨「・・・・・・」


目の前にイチゴを出された。正直言うと、イチゴは好物だ。

食べたいとも思うが、なんかそれはそれで、負けた気がするからイヤやねん。


【仁王花梨。至急保健室に来なさい。来ないと平野愛の制裁が待ってます


花梨「・・・(さー」

杏奈「今の保健室の先生だね」

彩「どうしたんだろー?」

仁王「花梨。なんかしたんか?」

花梨「なんて恐ろしい放送流しとんねん。あいつ・・・。ほな、うちは失礼するで」

彩「いっちゃうの?」

花梨「行かな、嫁にいけなくされるんでな」

仁王「お嫁には一生行かんでええんよ、花梨(満笑」

花梨「黙れ」


まぁ、今のは冗談だけどさ。

とりあえず、行くか・・・。

【貴方の願い、叶えます】

第二話


花梨「・・・・・・・・・・・・」

杏奈「・・・・・・・・・・・・」

彩「・・・・・・・・・・(汗)」


テニスコートから、黄色い声がうるさくて、

教室へ来てみたはいいものの・・・・


杏奈「花梨ちゃん、居る?」

彩「あ、居た~。花梨ちゃーん(にこにこっ」


・・・・何故ここに居んねんっ


花梨「何しに来た・・・あんさんらとつるむ気はない言うたやろ」

杏奈「まぁまぁ、そう言わずに~(にこにこっ」

彩「今日のお昼、屋上に来てほしいの」

花梨「何故」

杏奈「一緒にお弁当を食べるた「断る」えー!?な、何でよ~」

花梨「馴れ合わない言うたばかりやろ。自分人の話ちゃんと聞き」


そう。うちは一人で十分。

誰かと関わって、守りきれんかったら・・・しょーもないからな。


杏奈「と、とにかく!来てよ!!」

花梨「イヤや」

彩「じゃぁ、花梨ちゃんの気が向いたら来て。それならいいでしょ?」

花梨「まぁ、それなら。・・・・・・・・・でも、そんな事ないやろうけど」


そのまま昼までは裏庭で猫と戯れた後、寝ていた。

4時限目が終わったのか、授業終了を示す鐘が鳴り響く。

それとほぼ同時に、人の気配。男二人。


?「猫と遊び疲れたんかの」

?「風邪を引いてしまわれますよ?」

花梨「・・・・・・・・うるさいで、兄貴に柳生サン」

仁王「まぁ、気にしなさんな。屋上行くぜよ」

柳生「仁王君?強制はどうかと・・・」

花梨「・・・せやで?兄貴。うちは・・・」

仁王「おまんのプリン。食べちまおうかのぅ」

花梨「・・・・・・・・行くよ(呆」

柳生「全く・・・」


そのままうちは半ば強制連衡という形で

屋上につれてこられた。

【貴方の願い、叶えます。】

第一話 


教頭「新入生代表、幸村杏奈」


体育館に響き渡る、教頭の声。マイクがあるのにも関わらず、

何故そない、声を張る必要があるんか、うちには理解がしがたいで。


教頭「幸村杏奈!居ないのかー?」


せやからうっさいねん。ここどこか分かっとるんか?

屋上やで?屋上O・KU・JYO!!


彩「花梨ちゃん?居る?」


突然、柔らかい声がうちの耳に入った。

「またか」なんて呟く。


彩「あ、居た(にこっ」

花梨「なんやねん、自分。・・・・・・ホンマ懲りんやっちゃなぁ」


ひょこ。っと顔を出す茶髪の少女。

彼女の名前は【柳生彩】。小学生の頃に、うちの兄貴が友達呼んで、

着いてきたのが始まり(らしい)。


杏奈「彩ー、何して・・・誰?」

彩「杏奈ちゃん。お友達の花梨ちゃん(にこっ」

花梨「誰が‘‘お友達’’やねん・・・(呆)」

杏奈「何?違うの?え?どっち?」


ってかお前誰やねん。と思い、後から入って来た少女を睨む。

整った顔をしていて、美人というべきか・・・。


杏奈「あたしは、幸村杏奈。よろしく」

花梨「よろしくしたくない」

杏奈「わぁ、きっぱり言うね(苦笑」

花梨「・・・・・・・・」

彩「花梨ちゃん、杏奈ちゃん!見てみて、ちょうちょ~(にこっ」

杏奈「彩、かわいいなぁ~(微笑」

花梨「・・・・・・・・」


こいつらホンマ、呑気やな・・・。


花梨「ボスから話は聞いとったが、ここまでとはな・・・(呆」

杏奈「仕事はちゃんとやる。でも、ON・OFFはきっちりしないとね!」

彩「ちょうちょ~(にこにこっ」

花梨「はぁ。とにかく、協力もしないし、仲良くもしない。ほなな」

彩「あ、花梨ちゃん?」

杏奈「大丈夫。絶対に仲間になってくれるよ。あの子は」


自分が去っていった後に、こんな会話があったことなんて、

もちろん知らない。



新しい夢小説の設定

花梨・・・中学1年生の女の子。仁王の妹。容姿は仁王とそっくりだが、髪は仁王より長い(肩よりも少し下)。兄である仁王とは逆に、関西弁で話す。あまり群れる事を好まない。霊感・ケンカなどが強い。


杏奈・・・中学1年生の女の子。幸村の妹。幸村と同じく美人さん。髪の色も幸村と同じだが、幸村よりも長めのセミロング(片下)。たまにSッ気が出るかも・・・?幸村と同じ黒属性(?)。ありとあらゆる情報を集めるのを得意とする。


彩・・・中学1年生の女の子。柳生の妹で小学生の頃から花梨を知っている。髪は茶髪でロングヘアで、毛先がふわりとしている。大人しい性格で誰にでも対し、優しい。だが、一度やると決めた事は最後までやり通す。




疾風・・・花梨達の組む、裏組織の上層部。ボスからの命などは、すべて疾風が花梨達に報告する。

      いわば、連絡係。


ボス・・・滅多に出てこない。会話の中などに、ちらほら名前が出るくらい。花梨達に指示している張本人。


千祐・・・保健室の先生。


愛・・・よく保健室でサボっている、3年生。切原赤也の姉。