【貴方の願い、叶えます】
第三話
屋上へつれてこられて思いだしたんやけど・・・
昼休み、あいつら居るやん!!
なんてこっちゃ!?まぁ、なるようになるやんなぁ・・・・
がちゃっ
?「遅かったね。何かあったのかい?」
?「仁王が妹を連れて来た確立、100%」
?「む?仁王には妹が居たのか…」
?「へぇ、そうなのか」
仁王「おん♪」
柳生「おや?丸井君たちと一緒に居るのは・・・」
?「あぁ、杏奈と彩ちゃんだよ(微笑」
花梨「・・・・・(この男・・・変な感じするなぁ)」
?「何かな?俺の顔に何かついてる?(きょとん」
花梨「別に・・・」
というか。兄貴は何のためにうちをここへ連れて来たんや?
全くもって、兄貴の考える事は分からんねん・・・・
杏奈「あ!花梨ちゃん!!」
彩「わぁ!来てくれたんだぁ(にこっ」
花梨「誰もあんさんらの為に来たなんて言うとらんけど」
杏奈「またまたー。照れない照れない」
花梨「照れてねぇよ(呆」
彩「花梨ちゃん、イチゴさん食べる?」
花梨「・・・・・・」
目の前にイチゴを出された。正直言うと、イチゴは好物だ。
食べたいとも思うが、なんかそれはそれで、負けた気がするからイヤやねん。
【仁王花梨。至急保健室に来なさい。来ないと平野愛の制裁が待ってます】
花梨「・・・(さー」
杏奈「今の保健室の先生だね」
彩「どうしたんだろー?」
仁王「花梨。なんかしたんか?」
花梨「なんて恐ろしい放送流しとんねん。あいつ・・・。ほな、うちは失礼するで」
彩「いっちゃうの?」
花梨「行かな、嫁にいけなくされるんでな」
仁王「お嫁には一生行かんでええんよ、花梨(満笑」
花梨「黙れ」
まぁ、今のは冗談だけどさ。
とりあえず、行くか・・・。
【貴方の願い、叶えます】
第二話
花梨「・・・・・・・・・・・・」
杏奈「・・・・・・・・・・・・」
彩「・・・・・・・・・・(汗)」
テニスコートから、黄色い声がうるさくて、
教室へ来てみたはいいものの・・・・
杏奈「花梨ちゃん、居る?」
彩「あ、居た~。花梨ちゃーん(にこにこっ」
・・・・何故ここに居んねんっ
花梨「何しに来た・・・あんさんらとつるむ気はない言うたやろ」
杏奈「まぁまぁ、そう言わずに~(にこにこっ」
彩「今日のお昼、屋上に来てほしいの」
花梨「何故」
杏奈「一緒にお弁当を食べるた「断る」えー!?な、何でよ~」
花梨「馴れ合わない言うたばかりやろ。自分人の話ちゃんと聞き」
そう。うちは一人で十分。
誰かと関わって、守りきれんかったら・・・しょーもないからな。
杏奈「と、とにかく!来てよ!!」
花梨「イヤや」
彩「じゃぁ、花梨ちゃんの気が向いたら来て。それならいいでしょ?」
花梨「まぁ、それなら。・・・・・・・・・でも、そんな事ないやろうけど」
そのまま昼までは裏庭で猫と戯れた後、寝ていた。
4時限目が終わったのか、授業終了を示す鐘が鳴り響く。
それとほぼ同時に、人の気配。男二人。
?「猫と遊び疲れたんかの」
?「風邪を引いてしまわれますよ?」
花梨「・・・・・・・・うるさいで、兄貴に柳生サン」
仁王「まぁ、気にしなさんな。屋上行くぜよ」
柳生「仁王君?強制はどうかと・・・」
花梨「・・・せやで?兄貴。うちは・・・」
仁王「おまんのプリン。食べちまおうかのぅ」
花梨「・・・・・・・・行くよ(呆」
柳生「全く・・・」
そのままうちは半ば強制連衡という形で
屋上につれてこられた。
【貴方の願い、叶えます。】
第一話
教頭「新入生代表、幸村杏奈」
体育館に響き渡る、教頭の声。マイクがあるのにも関わらず、
何故そない、声を張る必要があるんか、うちには理解がしがたいで。
教頭「幸村杏奈!居ないのかー?」
せやからうっさいねん。ここどこか分かっとるんか?
屋上やで?屋上!O・KU・JYO!!
彩「花梨ちゃん?居る?」
突然、柔らかい声がうちの耳に入った。
「またか」なんて呟く。
彩「あ、居た(にこっ」
花梨「なんやねん、自分。・・・・・・ホンマ懲りんやっちゃなぁ」
ひょこ。っと顔を出す茶髪の少女。
彼女の名前は【柳生彩】。小学生の頃に、うちの兄貴が友達呼んで、
着いてきたのが始まり(らしい)。
杏奈「彩ー、何して・・・誰?」
彩「杏奈ちゃん。お友達の花梨ちゃん(にこっ」
花梨「誰が‘‘お友達’’やねん・・・(呆)」
杏奈「何?違うの?え?どっち?」
ってかお前誰やねん。と思い、後から入って来た少女を睨む。
整った顔をしていて、美人というべきか・・・。
杏奈「あたしは、幸村杏奈。よろしく」
花梨「よろしくしたくない」
杏奈「わぁ、きっぱり言うね(苦笑」
花梨「・・・・・・・・」
彩「花梨ちゃん、杏奈ちゃん!見てみて、ちょうちょ~(にこっ」
杏奈「彩、かわいいなぁ~(微笑」
花梨「・・・・・・・・」
こいつらホンマ、呑気やな・・・。
花梨「ボスから話は聞いとったが、ここまでとはな・・・(呆」
杏奈「仕事はちゃんとやる。でも、ON・OFFはきっちりしないとね!」
彩「ちょうちょ~(にこにこっ」
花梨「はぁ。とにかく、協力もしないし、仲良くもしない。ほなな」
彩「あ、花梨ちゃん?」
杏奈「大丈夫。絶対に仲間になってくれるよ。あの子は」
自分が去っていった後に、こんな会話があったことなんて、
もちろん知らない。
新しい夢小説の設定
花梨・・・中学1年生の女の子。仁王の妹。容姿は仁王とそっくりだが、髪は仁王より長い(肩よりも少し下)。兄である仁王とは逆に、関西弁で話す。あまり群れる事を好まない。霊感・ケンカなどが強い。
杏奈・・・中学1年生の女の子。幸村の妹。幸村と同じく美人さん。髪の色も幸村と同じだが、幸村よりも長めのセミロング(片下)。たまにSッ気が出るかも・・・?幸村と同じ黒属性(?)。ありとあらゆる情報を集めるのを得意とする。
彩・・・中学1年生の女の子。柳生の妹で小学生の頃から花梨を知っている。髪は茶髪でロングヘアで、毛先がふわりとしている。大人しい性格で誰にでも対し、優しい。だが、一度やると決めた事は最後までやり通す。
疾風・・・花梨達の組む、裏組織の上層部。ボスからの命などは、すべて疾風が花梨達に報告する。
いわば、連絡係。
ボス・・・滅多に出てこない。会話の中などに、ちらほら名前が出るくらい。花梨達に指示している張本人。
千祐・・・保健室の先生。
愛・・・よく保健室でサボっている、3年生。切原赤也の姉。