次は小説『人間失格』。あの太宰治が自殺する前の最後の作品である。
太宰治そのものを書いたといわれるフィクションとノンフィックションの間。でも生身の太宰治の姿が確かに書かれている。
いろんなジャンルの小説を読みたいから、こういうのも触れていきたいと思う。
それにしても言葉がなかなか難しいね。昔の文体なのでね。ネットで言葉を調べて読みました。途中なんかねーもうあんまり面白くないなーーとか思いながらも、この主人公が太宰治だと思うとやっぱ最後まで読んでしまいたいと思う。
後半あたりから夢中だったね。主人公のアルコール依存から始まり、自分の崩壊。女との墜落。自殺をしても助かってしまう。そしてわかっているけどぬけだせない葛藤。自分と世の中を客観的に見てるその姿になんか読んでてなまなましかった。
やっぱねーーその世界に入ってしまうねー。すごい命を削った作品であるのは素人の自分でもわかる。もうすぐ映画化もされるしね。趣味が別れるけどボクは好きかも。
評価はなし。バランスとか評価できる内容ではないね。