インド前編…ストリートチルドレンと物乞い | PETIT♪COCO☆ルーム

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今日はインドについてのお話をします。
「物乞う仏陀」という石井光太さんの本から色々な話を聞いて、私なりに思うことを書きます。




世界中の貧しい国々には
例外なく物乞いが溢れています。


私たち 裕福な日本人が旅行に行った先で
お金をねだる人々に会ったとき
皆様なら どう思いますか?


私はインドへ行ったことはありませんが 、
皆様もきっと聞いたことのあるようなお話だと思うので
ぜひ一緒に考えてもらいたいのです。


インドの中でも世界中の企業が集まり
華やかなショッピング街が連なる ムンバイ。

植民地時代にはボンベイと呼ばれていました。


このムンバイは
ひとつ裏に入ると
昔から変わらない 物乞いが溢れて 売春宿が軒を連ねる 風景になります。


物乞いの幼い子や 成人した男性は
なぜか 不自然な障害を持った人々が多数なのです。

腕がない人。
足がない人。
そして 目が潰れている人。

この人たちは マフィアによって
連れ去られ
腕や足を切断されたり
目を潰されたりする場合が多いのです。


マフィアは 自分たちがやっておいて
「助けてやったのだから治療費を払え」と言って 物乞いをさせます。

何十年も そうやって 死ぬまで取り立てにあわなければなりません。


そういう目にあうのは
いわば ストリートチルドレンという
親を貧困や 宗教の争いなどでなくした
本当に小さな子供たちだったりします。


そういう子供たちを集めて コロニーでマフィアは育てていきます。

およそ 0歳から5歳までだと言われています。


その間 この子供たちは 比較的安全に暮らしています。

その幼少期は その子供たちは レンタチャイルドと呼ばれて
女乞食集団などに 貸し出されているのです。

子供がいると 恵んでもらえる確率が高くなります。

私たちが 女性が抱いている赤ちゃんや幼子が その人の本当の子供かどうか
見分けることは おそらく無理だと思います。


マフィアは 同情を買い お金を得るのが一番手っ取り早いことをよく知っています。


そんなレンタチャイルドがどうして5歳までか。


5歳になると
だいたいの子供が腕や 足を切られて
街へ一人で物乞いにでるようになるのです。


先日
スラムドッグミリオネア
という映画を見ましたが
胸がつまり 楽しい気持ちでは見れなかったです。

そこでの映像は 作り話ではない 本当にあったことが入っているのです。


その映画の中で
コロニーで育っていた少年が ある日
目を潰されます。

少年は歌がうまかったのです。

盲目の少年が歌って お金を稼ぐのは マフィアにとって
効率がいいやり方でもあるのでしょう。


女の子たちは比較的安全ですが
ゆくゆくは娼婦になり
また長々と お金をマフィアのために 自分の体を売って稼ぎ続けます。



色々な理由から
ストリートチルドレンにならざるを得なかった人々。

彼らが悪いわけではなく
貧しさゆえに 路上にいただけ。


それが
たまたまマフィアに目をつけられて襲われた結果なのです。


マフィアの暴力。
借金を背負わせるために、
内臓を売るために、
大金を稼がせるために
見せしめのために…


暴力が連鎖していきます。


インドで 過去に
ハンセン病の患者が多数連れ去られ
臓器や 目を奪われた事件があったそうです。


臓器売買は もちろん 禁止されていますが
決してなくなってはいないのです。

高いお金で買う裕福な人々がいることも 大問題です。


それに
自分の意志で
貧しいから 自分の臓器を提供しますと言ってるわけではないのです。

マフィアが勝手に 誰かの臓器を無差別に取り上げて 自分たちの利益にしているのですから。


そんな彼らでさえ
幼少期は ストリートチルドレンだった人々も多いのです。

たまたま使いぱしりになったり
運がよくて マフィアの仕事を手伝わされているだけの人が多数なのでしょう。


みんな 元々は貧困から始まったのです。


インドの高度成長の光と影が大きく見え隠れします。


裕福な家庭に育って
教育をしっかりうけ 世界一かと言われるほどの知能を持っている子供たち。

その数よりも 貧しい子供たちはたくさん溢れています。


もっと平等に近づく道はないのでしょうか。


私たちは 日本で 誰もが ほぼ教育を受けることができ
例え 貧しかったり 親が働けなかったりしても
国から援助をしてもらえるシステムが根付いています。


どんなに 幸せなのかと思わせられます。


自分の人生に 不平不満を言う前に

自分がどんなに幸せなのか誰もが感じて
感謝することができますように。


水道をひねれば水やお湯がでること、

毎日炊きたてのご飯が食べられること、

毎日お風呂に入れること、
部屋で 音楽を聞いたらり映画をみたりすること、

何気ない日常も 当たり前ではないと気付かなくてはいけないと思います。


たまたま日本に生まれただけ。
それだけなのだから。


愛の反対は憎しみでなく無関心だと マザーがおっしゃっていました。


私たち一人一人の愛が
どうか世界を変える力になりますように。


全ての幼い子供たちが
未来に絶望ではなく 希望を抱いて生きてける世界になりますように。


心から祈っています。


次はマザーについて書きますね(*^_^*)



皆様 長々読んでくださり
ありがとうございましたキラキラ

皆様の1日が温かい愛に包まれていますようにドキドキ

たくさんの幸せを感じることができますように 心からお祈りしますドキドキ