夢に向かっているあなたへ
「ほめられて伸びるタイプ」と「叱られて伸びるタイプ」
あなたはどちらですか???
たまに自分のことを
「私は褒められて伸びるタイプなんです!」
と宣言する人がいます。
この裏には、
【 自分は叱られるのが嫌いだから叱らないでくれ〜 】
というメッセージが隠されているのかな。笑
確かに人間誰しも、叱られるのは嫌いですよね。
あえて叱られたくはないものです。
「私はもっと人前で叱られたいんです!」
なんていう人は、僕も22年やっていたが見たことなかった。笑
だいたい皆、叱られたくはないと思っていますよね。
でも、皆が「褒められたい」と思っているわけではなさそうです。
「人前で褒められると小っ恥ずかしいから嫌だ」
という人を割と多く見かけます。
時に、褒められている最中から激しく卑下したり否定したりして。
いずれも人間らしくて愛おしくは思えますが、笑
伸びる人になりたいのなら、まずはこのような自分への決めつけや、自意識全開の反応を止めましょう。
なぜなら、上記のいずれも伸びないタイプです。
自分のことを「ほめられて伸びるタイプ」だとか「叱られて伸びるタイプ」だとか言っいる時点で、伸びない人です。
私が出会ってきた伸びるタイプの人たち。
つまりこの世界で実力を発揮して高いステージに立ってきた人たちというのは、上記のどちらのタイプとも言えない人たちです。
伸びる人は、
『 ほめられようが、叱られようが、伸びる! 』のです。
詳しく説明していきましょう。
「私は褒められて伸びるタイプなんです!」というけれど、
『 ほめられる 伸びる 』
ここに因果関係はありません。
もしかしたら、過去に「ほめてくれる指導者の下で自分が伸びた」という経験があって、そう信じているのかもしれませんが、それはあくまで相関関係。
自分が伸びた様に感じる事と、ほめられたという事を勝手に結びつけたにすぎません。
考えて見てください。
「ほめられた」というのは、
【今出来ていること】を、いいね!と認められたということです。
だからもし褒められた時には、それは素直に
「よっしゃあ〜〜!ありがとうございます!」
と喜んでイイでしょう。
褒めて戴けた【今出来ていること】に対しては、
ある一つのレベルに達したという事を確認し、今後の自分の基準としましょう。
そして心の内でも自分に対して、それまでの自分の努力を褒めてあげて、強く記憶に残し、自信にしてしまいましょう!
大いに喜んで、イイ気になって調子に乗りましょ〜〜う
一瞬だけね。笑
だって、【今出来ていること】は、もう終わったことだもの。
ほめられた対象は、もう今は過去の出来事[出来(た)事]です。
過去に出来た事を喜び続けたって、伸びるわけはありません。
伸びる為には【今出来ていない事を、出来る様になる】しかないのです。
つまり「ほめられる」という事は、「出来ている事の確認」であり、
その効能は、それを素直に喜ぶ事によって生まれる気分の高揚です。
この気持ちの高まりを「自信」にしてください。
この自信を、
褒められた【今出来ていること】を
油断して【前は出来ていたんだけどな】にしてしまわぬ様、
更に磨き続けて、グングン伸ばしましょう!
そして次には、自分が苦手だと思っていたスキルや領域へのチャレンジの原動力としてください。
イイ気になったまま止まるのではなく、
そのイイ気分を、すぐに【今出来ていない事を、出来る様になる】にぶつけるのです。
だから、たとえちょっとした小さな事を褒められただけだとしても、
その褒められた小さな事にイイ気になって、それを自信(=元気)にして、
新たなチャレンジ精神(伸びる勇気)にしてしまえばいいのです。
では「叱られる」とはどういう事でしょう???
「叱られる」のは、何かを自分が全く出来ていないからか、
そもそも自分が出来ていない部分への感性の窓が開いていないからかもしれません。
「叱る」というのは、叱っている側の感情が言葉に含まれる場合もあるので、
受ける側は、叱っている人のその感情は受け取らずに、
その言葉の中から『自分の何が?どう?出来ていないのか』
を、察知して理解する様にしましょう。
伸びる為には・・・???
【今出来ていない事を、出来る様になる】
しかないんでしたね。
叱ってくれている指導者、
ダメ出ししてくれている振付師や演出家というのは、
時にその言葉が厳しく冷たく聞こえても、
自分が今出来ていない事を指摘してくれている有り難い存在なのです。
もし、叱られている意味が分からないとしたら、
それは、今の自分が全く気づけていない何か?を指摘してくれているのかもしれません。
そこに、自分が伸びていける領域があります。
叱られている意味が分からなければ、
自分から食らいついて分かるまで質問して、しっかりと理解しようとするくらいの気迫が必要です。
だから叱られて
「自分はダメだ〜」なんて自信を無くしてしまうのは勿体無いし、見当違い。
むしろ、次の自分の努力のターゲットが見つかったと思って喜びましょう!
叱られて、
「自分が叱られるほど出来ていないとは思えない!」
という感じで憤慨する性格の人も結構います。
こういう人も伸びません。
たとえ納得出来なくても、その方には「そう見えた」という事を認めましょう。
演者という仕事は「見られる仕事」です。
「そう見えた」というのは、自分が伸びる為の重要な一つの材料です。
そこに自分の次の努力のターゲットを見出すか???
それともただ、納得いかない!と憤慨して終わるか???
どちらが伸びると思いますか???
面白いことに、自分を「ほめられて伸びるタイプ」という人ほど、
叱られることにネガティブな反応をする人が多いです。
いいですか?
完璧な演者などいません。
必ず皆、出来ているところ(得意なところ)と、
出来ていないところ(課題が見えるところ)があるものです。
これはどのレベルまで行っても、やはりあります。
自分に課題が見えなくなったら、それは成長の終わる時です。
叱られて落ち込んだり、憤慨したりする人というのは、
この基本が分かっていないのかもしれませんね。
あとね、知っておいてください。
指導者は、
「この人には、これを言っても出来ないだろうなぁ〜」
と思っている事は、決して言ってきたりしませんから。
出来そうな事、もぅ出来なきゃアカンよ!と思っている事を、
あなたが出来ていないので、叱ってくれるのです。
まとめましょう!
『 伸びる人の特徴 〜 ほめられた時、叱られた時の、伸びる人の反応は???』
1、ほめられたら素直に喜びます。
2、でもずっとイイ気になって余裕ブッこいてたら、良い流れが止まる事を知っています。なので・・・
3、ほめられた事、出来た事、認められた事を自信にして、さっさと次の課題に取り組みます。
4、叱られても、叱られた事自体をあまり気にしていません。それで落ち込んだりしません。日常の出来事と思っています。
5、自分なりの課題を常に持っています。その上で、叱られている指摘や、ダメ出しの内容を、自分の課題と融合させて、または分離させて考えることが出来、対応する事が出来ます。
だから伸びる人は、
『 ほめられようが、叱られようが、伸びる 』のです。
ほめられたら、出来た事を確認して、それを良い自信にして更に伸びるし、
叱られたら、その課題に取り組んで、問題をクリアーにして伸びる。
つまり、伸びる事に夢中なのです。
あなたも成長したいのなら、
「ほめられて伸びるタイプ」にも「叱られて伸びるタイプ」にもならずに、
ほめられようが、叱られようが、それを自分の糧にして伸び続ければイイのです。
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