障害を抱えて生きている方々の現状。 | 森田住宅㈱スタッフBLOG

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滋賀県大津市を中心に分譲住宅販売・不動産売買仲介など
今年で42年を迎える地域に密着した不動産会社です(^^)

当社スタッフが日々の出来事や不動産情報など気ままにつぶやきます♪

こんにちはほっ

 

先日宅建の研修会に参加させていただき、

 

坂井ひとみさんの講演を聞かせていただきました。

 

坂井さんは精神障害などで住居が見つからない人たちのために、19年前から入居支援を行っておられます。

 

精神障害者を中心に、身体障害者、刑余者、ホームレス、DV被害者、身寄りのない高齢者といった社会的弱者の人たち。

 

部屋のあっせんだけではありません。

その人たちが自立し、地域で安心して暮らしていけるよう、医療や福祉関係者、弁護士、不動産業者、行政と連携しながら入居後の生活もサポートしておられます。

 

・・・・「地域の受け皿がないという理由だけで、住みたい場所に住めないのはおかしい―」

 

20年前、入居者の男性が統合失調症になったのをきっかけに、精神障害者が住みたい場所に住めない問題を知り、社会的弱者のために「サクラソウ」を1棟丸ごと買い取り、自ら大家となるなど、彼らに救いの手を差し伸べる活動を続けておられます。

 

「サクラソウ」では・・・

入居者が自分たちでルールを作り、お互いをわかりあって生活している。

夕方になると、たくさんの住民が1階の談話スペースに集まりこのスペースは、一人で部屋にいたくない人が、みんなと話をして、困ったことや病気のこと、職場のこと、人間関係や、家族のことなど、
自分が話したいことを誰かに聞いてもらいたいなど、色々なお話をしているそうです。


以前は、自分のことを前向きに考えられなかった皆さんが、最近では、映画やカラオケ、女子会や花火大会、町内のお祭りに参加していたり・・・
昔好きだったからと、ローカル電車で旅に出たり、ボランティアに参加したり・・・
自分がいつも支えてもらうのではなく、誰かに手を差し伸べることさえでき始めたそうです。
こういった光景を目にすると嬉しくなり、がんばってきてよかったなと。。。

右素晴らしいお話でした。
沢山のお話を聞いていた中でも・・・

「皆さんは、アンケートや署名活動、ポイントカードなどに住所をすらすらと書くと思います。生活保護を受けたいとき、就職活動をするとき、部屋を借りるときなど住民票の住所を正しく書くことができない人がいることをご存知ですか?
住所がないとなにもはじまらない-」

右自分が当たり前に住み、何不自由なく生活していること、それが当たり前ではない方々がたくさんいるんだと改めて考えさせていただきました。

偏見、差別、無意識のうちに心無い行動をとっていないか・・・

しっかり考えていかないといけないと。。。

いいお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました!!