友人の母が末期がんで

友人のお母さんが、末期がんだそうです。

本当に最近知りました。


なんだか数年前のわがことのように思えて・・・

そのお母さんは、再発だそうで、

一度がんの手術をした後は定期的に検査をしていたそうです。


で、検査にひっかかったとたん、

「がんの末期です」


と言われたそうです。


友人は

「毎月検査にいってたのに、末期になるまで分からんかったんかー」

と怒りまくっていました。


本当ですね。


検査でどこまで分かるとか、

どんな体調の変化に気をつけなければならないか・・・・


そういったことは病院では何も教えてくれません。

体調の変化も伝えても、あまり重大にとらえていないとか。



お医者さんもがんばっていると思います。

でも、こういうことが身近に起きると・・・・


なんだかさみしいですね。



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心が軽くなる時間の魔法

母が亡くなって２年半。

母ががんを告げられた次の日に生まれた３番目の子供は、

もうすぐ５歳になります。

いっしょにお祝いをしたかった・・・・。


そんなことを何度思ったかしれません。


時の魔法・・・

どんなにつらいことも、怒ったことも、

時間が経つと薄らいでくる・・・。


本当にそうだな・・と思いました。


父と一緒に母と出かけた話をしても、

笑い話ができるようになりました。


父も母が死んだ怒りの言葉がだいぶ減りました。

本当によかった。。。


あちらの世界がどんなところなのか知らないけれど、

父の声が聞こえなければいいな・・・

なんて思っていたので。


楽しい言葉は伝えたい、でもどうにもならないかなしい言葉は・・・・


もうすぐ母がいなくなって３回目のお正月がやってきます。





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母が亡くなって２年半

母が亡くなって２年半が経ちました。

母は６０歳の誕生日の一週間後、がんが原因でなくなりました。

喪中のはがきを作る時、

「６０歳は若いから、年齢を書くのはやめましょう」

そう、業者の方に言われました。


まだ、６０歳だったのに、


母のがんが見つかったのは、３番目の子供の出産１日前。

その子供は元気に、もうすぐ５歳を迎えます。

母と一緒に迎えたかった・・・。

なんど、あきらめようとおもっても、あきらめられない。


母を亡くして、がんばって一人で生きている父。

昨日会った時、「一人でよくここまで生きれたなぁ」

と独り言のようにいっていました。


本当にそう思います。父、よくがんばったね。

先はわからないけれど・・・。

母のように共に生きることはできないにしても、

せめて、心を寄せて、安らかな時を少しでもすごしてもらえるように・・・。


母を思い、涙するのは、このブログを書く時だけにしています。


さみしいね。






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自分で決断する恐ろしさ

人間の９０％以上が

「自分で決断する」ということができない。


誰かに教えてもらう、

誰かがいいと言っていたから。

そんなことで自分の進むべき道を決めてしまう。

そう言われています。


がん治療というのは、知っている人も多いですが、

いろんな治療法があります。

そして、どれがいいかも分かっていません。

それは、医療機関も同じことです。


私は医者に頼らない方法を必死で調べました。

抗がん剤の論文などで、効果に疑問を持ったからでした。


でも、母は、医者を信用しました。

私の調べた方法でちょっと良くなると、

医者の過酷な抗がん剤治療を始めるのです。


死ぬ１か月前に父にいったそうです。

「医者のいうどおりがんばっていれば生きれると思ったのに・・・」


私にも、死ぬ３カ月前にいいました。

もう、医者の手のほどこしようがなかったときです。

「いっぱい調べてくれてありがとう。

　もしかしたら、いい方法もあったのかもしれない。

　でも、こわかった。決められなかったんだよ。」


ただでさえ「決断する」ことが難しいのに、

死ぬかもしれないという緊張感の中では、自分に責任がある「決断」とは難しいものですね。


私も１８歳のとき脳腫瘍の診断を受けました。

奇跡的に治ってしまいましたが、そのときのぼうぜんとした気持ちを覚えています。


「命がかかった決断」

それをしなければならなくなった母の気持ち。

もっと気づいてあげたかった。


自分がその人の立場にならないと、何にもわからない。

そもそも、その人の立場にはなれないよ。

母の孤独をかい間みた瞬間でした。


死ぬまで強がりいっていた母。

「言ってくれないとわからないよ・・・・。私には・・・」





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そばにいる・・それだけで

６月。

すべての手をつくしたけれど、

考えだしたその方法さえも、

末期がんで腹水がたまってしまい、

食べ物の摂取ができないため、することができなかった。

ぼうぜんとしてしまった私。

もはやできることといったら、

母の顔を見に行くことぐらい。

そう考えた私は、子どもが幼稚園にいっている５時間の間に、

末の子供だけをつれて、お見舞いに行きました。

片道１時間以上かけて。

お見舞いに来てほしいとは一度も言わなかった母。

でも、何度目かに、

「お見舞いくるといっている日は、体調を整えてまってるの。

　たのしみでね。」

そういっていました。

そんなことでよかったなら、もっと前から行けばよかった。

「がんの治療法」にやっきになっていた私は、

もしかしたらあとわずかかもしれない母といる時間を、

意味なく消費してしまったいたのでした。

もっと、一緒にいてあげたらよかった。

それぐらいならできたのに・・・・。



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