イケメンの値段 | norioのブログ

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「女性が感じるイケメンの価値って幾ら?」 
~鬼畜な調査結果、そしてイケメンの値段は2,500万円~4,600万円という絶望へ~

『結局男は金だ』

世界経済も崩壊しつつある昨今、バブルで弱り切った多くの大人の男性はこの言葉に何度も打ちひしがれ、傷ついてきたと思う。著者もその一人であり、草食貧乏世代である著者の学生時代には世のオヤジ達がバブルで稼いだ金で釣った美女達をひけらかすように歩くのを、恨めしそうに眺めていたものである。ただ、この時代は弱肉強食の時代で、金さえあればもてる、草食系を鼓舞する為のそんなプロパガンダを信じて生きてきた。そんな著者も20代も半ばから、人並みには収入も増え、30代に入り、ハゲの恐怖が忍び寄る中で、ようやく美女をひけらかす事が可能な財務状態にはなってきた。そんなある日、ツイッターで恋愛と年収に関するあるエントリのリンクを見つけた。

早稲田大学国際教養学部教授、恋愛学の権威森川友義氏の『恋愛と結婚の経済学』
リンク→http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34429?page=3

この中で森川氏は自分が教団に立つ早稲田大学の「恋愛学入門」という人気講義の内容について、こう述べている。

『その授業の受講者から集めたデータの中には興味深いものもあります。例えば、女の見かけと男の年収について次の質問をしたことがあります。
(略)
質問2 次の2人の男性をイメージしたときに、結婚するならどちらの男性ですか?
(1)フリーターで年収が100万円のイチローまたは水嶋ヒロ(好きな方)
(2)弁護士で年収が2000万円の出川哲朗または江頭2:50(好きではない方)

 こちらのアンケートでは、65%の女子学生が、年収が多く社会的ステータスが高い方を選んで、イチロー・水嶋ヒロは35%に過ぎませんでした。

 女子学生の好みも明らかです。男は顔ではない(これは多くの男には朗報)、職業と年収が重要なのだと宣言しているかのようです。』

これを読んで男は金だ!と喜んだのは著者だけではないだろう。だが良く考えれば、フリーターで年収100万円のイケメン2人(好きな方)と弁護士で2000万円のブサメン2名(嫌いな方)を比較している事に違和感を覚えるはずだ。100万円のフリーターとの結婚だと、世の多くの経済力のない女性にとっては一緒にホームレスか極貧の生活を送る事を意味する。森川氏のアンケートは「イケメンと一緒にホームレス生活と、ブサメンと一緒に豪邸生活どっちが良い?」というアンケートなのだ。ホームレスと比較したらブサメン金持ちが勝つのは自然だろう、と感じると同時に新たな疑問がわき上がった。

それじゃ、イケメンの金銭的価値は幾らなのか?

男は金だ、というのは本当だとは思う。ただ、男は金だ、という文脈で語られる歳に引き合いに出されるのがイケメンフリーターだったり、芸術家で稼げない人だったりで、極端な例だ。収入や資産がほとんど変わらず、他の条件が一緒であればほとんどの女性は一緒にいて気持ちいいイケメンを選ぶ。ではイケメンの価値は幾ら位なのかという事を知る為に今回の調査を行うに至った。今回の主な質問は下記の通り。

① 年収が100万円のフリーターイケメンに勝つにはどれくらいハゲブサイクの僕らは稼げばよいのか。
② もしハゲブサイクの僕らが1億円稼いだとして、イケメンが幾ら稼いだら追いつかれてしまうのか。
③ それは仕事が出来る女性とそうではない女性で上記の回答にどのような傾向が有るのか。

上記の質問の結果は以下の通りである。(これを執筆時点でN数47名とショボイが。。)


まず①の質問
「年収100万円のフリーターイケメン(キムタク、福山雅治、ダルビッシュ、水島ヒロのうち自分が最も好きな人)と、より年収の高い弁護士、若しくは経営者のブサメン(出川哲郎、江頭2:50、南海キャンディーズ山ちゃん、松村邦洋のうち自分が最も嫌いな人)とを結婚相手として比べる時、ブサメンに求める最低年収はおいくら万円でしょうか(最低年収何円でブサメンを選びますか?)?」

回答の結果

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上記の結果を見て皆さんはどんな事を思うだろうか。どんなに頑張っても僕らブサメンよりイケメンフリーターを選ぶ人が8%もいる鬼畜な結果に驚きを覚えた。また、年収が100万円のイケメンフリーターに勝つため、1300万円を稼いでも4分の1の女性にしか選んでもらえないのだ。加えて年収が600万円未満の社会人の多くの男性はいくら頑張っても、たった100万円しか年収の無いイケメンフリーターに負ける事になる。「男は金」説が揺らぎ始めた。確かに「金」、だが、相手のイケメンがフリーターなのに僕らは1500万円を稼いでも半数の女性はイケメンを選ぶのだ。女性に鬼畜間を覚えると共に、自分を振り返り絶望的な展開。
 また生データをダウンロードして見て更に特筆すべき示唆があった。800万円以上の年収を持つ女性9人の内、実に7名が「1億円以上」、若しくは「絶対にイケメンを選ぶ」を選んだ。これは年収が800万円以上の仕事が出来る優秀な女性はブサメンが幾ら頑張ろうがイケメンの前ではほとんど無理ということを示唆している。逆に年収が500万円未満のレンジの女性14人の内、「1億円以上」を選んだ人が5人いたが、「絶対にイケメンを選ぶ」を選んだ人はおらず残りは大体1,000万円位が平均となった。要は、できる女性は1億円でようやくブサメンを受け入れてくれるが、そうでない女性は1000万円程度でもブサメンにチャンスがあるということだ。

若干絶望の谷に落とされたが1,000万円の壁なら多くの男性にもチャンスが有るだろうと、気を取り直して②の質問
「年収1億円、資産10億円の金持ちブサメン(出川哲郎、江頭2:50、南海キャンディーズ山ちゃん、松村邦洋)と、より年収の低いイケメン(キムタク、福山雅治、ダルビッシュ、水島ヒロ)とを結婚相手として比べる時、イケメンに求める最低年収はお幾ら万円でしょうか(最低年収何円でイケメンを選びますか?)?」

回答の結果

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張り切って回答結果を集計したところ、更に鬼畜で絶望的な結果となった。例えば僕らブサメンが起業して上場まで至り、年収1億、資産10億円まで到達したところで、イケメンが普通のサラリーマン程度の600万円稼いだだけで50%強の確立で、僕らはイケメン達に駆逐される。さらにイケメンが800万円というチョイ稼いだだけの時点でほとんどの女性はイケメンにもっていかれるのだ。要は、男は金といったとき、800万程度稼いで居れば、女性はあとは顔や外見で選ぶという事を示している。「男は800万円程度の金、あとは顔」が真理なのか。
こちらも生データをのぞいてみたが、女性の年収の高低で、それほど明確な傾向は見られなかった。年収が高い女性も低い女性もまともに働いているイケメン男性ならそちらを選ぶという事だ。

では、本第のイケメンの価値に移る。①と②を比較すると面白い。①においてイケメンの価値を算出すると、イケメンフリーターの年収100万とそれそれぞれの選択肢の年収金額との差額の加重平均値が、約5,000万円でこれが一応の年収におけるイケメンプレミアムとなる。ただ、これは最強にブサメンな僕の様なブサメンディスカウント(マイナス)の効用が大きい人とイケメンプレミアム(プラス)の効用が大きいキムタクレベルを想定している為、これをご覧になっている普通の男性とイケメンの金額差はその半分、2,500万円程度になり、これが年収のイケメンプレミアムとなるのではないか。ただ、現実は甘く無い。①では相手がフリーターの場合だが、②が示しているのは相手がフリーターではなくまともな社会人である場合だ。①と同様にブサメンの年収1億と同レベルに至るイケメンの年収の差額の加重平均を算出すると、約9,200万円、その半額がイケメンプレミアムとすれば、4,600万円が年収のイケメンプレミアムだ。2,500万円と4,600万円の二つのイケメンプレミアムの差額は、一定以上イケメンに年収があれば(②の質問で600万円と800万円を選んだ人が57%)、それ以以上のブサメンの年収は評価が半分弱になるという事だ。という事はイケメンの普通のビジネスマン相手には幾ら頑張っても年収が稼いだ分の半分は無視される。

以上色々と書いてきたが、イケメンのプレミアムは年収換算で2,500万円~4600万円程度となった。なかなか高いものである。。

補足:当該リサーチでは④の設問で、下記の問いを行った。
「あなたの美人度をお聞きします。」
(選択肢は①上位20%,②上位20%~40%、③上位40%~下位40%、④下位40%~下位20%、⑤下位20%)

結果として、上位20%との回答が全体の28%、上位40%も入れると51%が上位40%の美人度と回答。これが何を示すのか。。。

更には、年収800万円以上と答えた女性10人の中で自分は上位40%以内に入ると答えた割合は8人に上った。年収が高い女性は化粧やエステ等お金が有るので必然的に綺麗なのか、それとも綺麗だから年収が高くなるのか、はたまた仕事のできる女性は自信が有るので自分の事を他人が見るよりも高評価してるのかは謎である。。