ナニワの中心でiPadに逢う☆ | 旅ログ~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆

旅ログ~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆

とあるフミンの「おでかけ」にまつわる四方山噺☆

さてこの夏の暑いとある休日、年がら年中アツい日本のソウルシティ・大阪へ出掛けた時の噺です。


久方ぶりの御堂筋をぶらぶら歩いていたMacユーザーである私は、毎度のごとく周防町のアップルストアにふらりと立ち寄りました。


ナニワのMacShop


すると店内には当然のごとくあの…


アイパッド


ぉお、巷で話題の「アイパッド」さんです!


いちおう私もアイパッドさんの生産責任者であるアップルコンピューター社とは長い付き合いなんで、「買う/買わない」は別として、堅気のパソコンである「Windows」を公私にわたるパートナーとしていらっしゃる皆様とは、また違った視点でこの新機軸なデヴァイスを視る事が出来ると思うのです。


で、この機会にちょこっと触ってみて、果たして「買うべき」ハードなのか「別に買わなくてイイ」ハードなのか。もし万が一そうならば、一体我々ユーザーはどうすれば良いのか?職場で Windows, プライヴェートで Mac を使用する「両陣営を知る男」私モリーニョが、英国BBCの人気「お笑い」自動車番組になぞらえて検証してみたいと思います。


MacGear
本家はBSフジにて放送中~☆


さて実際に手に取ってみると…お、重い!案外と重いです。


意外と重い…


男子女子を問わずカバンの中にそっと忍ばせて、いつでもどこでもモバイル…というのがアイパッドさんのコンセプトのハズなんですが、どうにもそれにしては少々重いような感じがします。

アップルの公式サイトによると重量630g(※註1)なんだそうですが、なんだか見た目の大きさや薄さに比してやや重いかな、という印象を持ちました。プライヴェートで女性にバッグの中に入れて持ち歩いてもらう為には、もう少しダイエットしてもらう必要がありそうです。


確かに Acer や Asus なんかが製造している、およそ同じ大きさのモバイル用パソコンが 1kg 強なのでそれよりは確かに軽いのですが…キーボードが無いその分だけ、普通のモバイルパソコンより軽いだけなのかなとも感じました。見た目のシュッとした印象からは 250g から 300g ほどの「キンドルさん」ぐらいの重さだったら、もっと持ち運びに楽で使い勝手がイイかなと感じました。


キンドルを読む
「キンドルを読む女」


さて実際の操作性なのですが…


iPad 接続端子


ご存知のとおりカラー液晶タッチパネルでほぼ全ての操作を行う事を想定しているので、本体にはボタンや端子らしきものが殆ど付いていません。てな訳でまずはパネルに表示されたアイコンをタッチして Apple 社謹製のウェブブラウザ「Safari」を起動させてみましょう。


iPad ムニュ


でもって、このカラー液晶タッチパネルの反応が非常に良いのです。「同じアイコンを何度も押さないと反応しないんじゃないか?」とか「指で触ってもぜんぜん反応しないくせに、衣服の袖が触ったぐらいで敏感に反応してとんでもない動作をするんじゃないか?」とか、現在はまだ多数派である、銀行の ATM やらコンビニの 通信端末 に使われている「ブラウン管式タッチパネル」の感度の悪さから、操作するにあたってそれらと同じようにストレスを感じるのではないかと想像していたのですが、非常にスムーズにサクサク反応してくれるのには、その技術力の高さに感激しました。エライぞ!スティーヴ・ジョブスCEO!


Jobs Loves Bugs
「オレの事かい?」


さて Apple 社謹製のウェブブラウザ「Safari」が起動したのですが。


ベラルーシの林檎?
「ベラルーシの林檎?」状態のキーボード


キーボードを表示させて Yahoo! でググってみようと思ったら、なぜかキーボードの表示がロシア文字なんですなこれが。アップル社だけにまさに「ベラルーシの林檎(※註2)」状態です☆


果たして私の使う直前にロシアからの観光客が使ったのか、はたまた KGB の工作員がモスクワとの連絡の為に使ったのか…事実のほどは判りませんが、とにかくキーボードはロシア語対応でした。


ロシアのプーチン
□シアのプーチソ「主将」


ただ私はロシア文字なら読むだけなら出来るので (プチ自慢よ☆) 、あまり好みのタイプではない健作サイトの Yahoo から萌え萌えな Google (Гоогле) へと献策サイトを移動して、アイパッドさんの本領であるネットの深層へと足を踏み入れてみましょう(^Д^)☆


ロシアンな…


…とはいうものの、どうも言語環境が完全に「ロシア語」に設定されてしまっているらしく、ロシア文字を「読めても」あまり「理解出来ない」私にとってはチンプンカンプンなのです。


どないしよかと考えていたら、タッチパネルのキーボードのスペースキーの左に、むかし倒産したパンナム( パン・アメリカン航空 ) の社章のようなマークが☆。押してみるとスペースキーの部分に「English ( US )」や「中国繁字体」といった表示が現れるとともに、キーボードの文字表示が変わりました。


変更後


う~む、流石は「世界最大のインディーズ企業」アップルコンピューター社。世界各国で簡単に販売できるように言語環境を簡単に変更出来るようです。この点は同じように各国言語への対応システムが標準装備されている MacOS の機能を継承しているようです。「英語以外は言語とは認めません」みたいなどっかの「窓たち」な OS とは違います。


Yahoo!-iPad


さて、言語環境が日本語に戻ったところで、アイパッドさんの本領である、ネットの世界へと足を踏み入れてみようかと思うのですが…


このブログの宿命である「文章量が多すぎる」という問題がぼちぼち発生いたして参りました。そいではここいらで更新回数を稼ぐイミも含めて中入りです。続きはまた次回☆



註釈

※1 アップルコンピューター社公式サイトによる WiFi 専用機器の重量。ちなみに上位機種である WiFi & 3G タイプはモデム装備の分重くなって、730g となります。しかしそれ以上の重荷なのが、あの「ソフトバンクモバイル社」と電波契約を結ばなければならない事でしょうか☆
※2 女優・岸惠子の、前半生における海外での生活について書かれた自伝エッセイ。ロシアと国境を接する旧ソ連諸国のベラルーシとウクライナは、ロシア文字とほとんど同じ文字を使っているので、ついこんな連想をしてしまいました。
ちなみに「ベラルーシの林檎」作中の舞台として、ベラルーシという国はちょろっとしか出てこないそうです(作者・岸惠子談)。