美しき生命 | 子ども3人父の子育て日記

子ども3人父の子育て日記

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2019年1月に次女
が生まれました!

子育てのじたばたを報告できればと…。

2010年1月6日午前8時13分、ついに我が子が、約3200gの小さな命が産まれてくれました。


僕はこの日を一生忘れることはないでしょう。
これほどまでに心地よい感動を味わったことはなかったとおもいます。


ただ、大変だった。長かった。
記録のためにも時系列で列記しておきます。長文です。

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2011年12月26日
最初の陣痛みたいなのがきて病院へ。が、子宮口がまだ全然開いてなくて、運動することに。
んで年末年始は一日5キロほど散歩。

1月1日
一応予定日だったんだが、何の予兆もなく御正月。お年玉までいただいた。

1月4日
13:00頃
ついに陣痛がくる。とりあえず10分間隔になるまで待つことに。

22:30
陣痛の間隔が短くなってきたので、ここで病院に電話。
すると、「あと二時間ほど待ってもらうと日付が変わって平日料金になりますよ」と言われ、待てそうだったので待つことにした。

23:40
ようやく病院へ出発!この時は、まさかここから二日間にもわたる長い戦いになるとは思いもせず、「明日の7時頃には産まれるかな、ははー」なんて言ってた。

1月5日
00:10
病院到着。とりあえず診察。
診察を受けたところ、何と子宮口がまだ全然開いていない。
え、陣痛バンバンきてるのにそんなことあんの…!?
…とはいえお産が迫っていることには変わりなく、奥さんは入院して、
今日は付き添いしても無駄ということでおれだけ、2時間ほどで帰宅することに。
全く予想外。

03:00
悶々として帰宅。布団に入ってもあんま寝れず、たぶん睡眠時間は4時間程。
    
13:00
面会が13:00からしかできないので、お義母さんと診察の義妹と一緒に病院へ再訪。
朝の診察ではまだ2cm程しか開いていなかったが、陣痛は5分おき位にきている。

17:00
診察してもらいながら談話室行ったり病室で談話したり。
この間もまともに立てないほどの陣痛の痛みに苦しむ。
義母と義妹は帰宅することに。心細いが仕方ない。
この間だけでも来てもらっててホントによかった。

18:00
奥さんは病院食、おれはコンビニ食。
ご飯中も3、4分おきに陣痛が襲うので、その度に腰さすり。
二人ともまともにご飯も食えなかった。

19:00
お風呂が陣痛を誘発するらしく、今日2回目の入浴。
1時間程、おれはベッドに寝かしてもらって、少し休憩。これは助かった。

20:30
20時で面会時間は終了だったが、LDR(陣痛・分娩・産後回復を一緒にできるところ)が今日は全部空いていたので、そこにおれも泊まらせてもらって、お産を待つことに。
この時の診察でも、子宮口はまだ3.5cm程。
体質もあるらしいが、とにかく10cmにならないとお産はできない。
体力もつけないといけないので、睡眠導入剤を飲み、痛み止めを打ってもらって、
とりあえず今日は寝ることに。

22:00
やっと痛みどめの注射。この時はもう3分おき位に陣痛が来ていて、苦悶の様子。
陣痛が来るたびに身体が強張り、本当に苦しそう。この1時間は長かった。

1月6日
00:00
この2時間ほどは痛みどめの効果もあって寝られた様子。
が、薬が切れたのか声を上げて苦しむように。
おれは「奥さんがモソモソしてても放っておいてください」と言われていたが、
どう見ても苦しそうなので、再びさすり活動に従事。
この間、他の3室のLDRには続々と他の妊婦さんが搬送され、
「ウギャー」とか「もういやー」とかお産の叫び声が壁を挟んでも聞こえてきて、
え…こんな感じなんや…、と、かなり怖くなった。

02:00
奥さんは睡眠不足と導入剤で朦朧としながらもしっかりと陣痛の痛みはくるので、本当に苦しそう。
いよいよ感覚が2分おき位なってきたので、ここでナースコール。
診察してもらうと、子宮口は4、5cm位になっていた。
とりあえず様子を観て、異変があればまた呼んでくださいとのこと。
いやいや、既に計り知れない異変なんですけど。

03:20
陣痛が1分おき位になり、これはやばいだろうと思って再びナースコール。
やっとこさ子宮口が6cm位になっていたので、遂に本番のLDRへ!!

04:00
部屋を移ることになり、奥さんはもう歩けないので車イスで移動。
お尻が痛むらしく、1,2分ごとの陣痛ごとに腰をさすりながらテニスボールを
思いっきり押し当てるお手伝い。
    
05:00
陣痛が来るたび、少量だが上からも戻すようになり、吐くたびに容器を掃除しつつ、
腰をさすってお尻をプッシュ。

06:40
プチっという音がしたらしく、ついに破水!!
ここまできたらもう少し。子宮口も9cmほどになっていて、もう少し!
おれもそろそろ体力の限界が近づき、陣痛の間の2分ほどうつらうつらして
苦しみ出すとさする、の繰り返し。

07:30
奥さん用の朝ごはんを、もったいなのでおれがいただくことに。
まだ産まれないとのことで談話スペースに用意してもらって、
一旦LDRを離れ、食事。味覚をあまり感じなかったが、食事。
食べてる間に生まれたりしてーとか夢想する。
状況をお義母さんに電話。

08:00
部屋に戻ると、さっきまでなかったカーテンが閉められていて、
「もう産まれますよ!」と言われる。
え!うそ!?まじで!?
何かもう今までのことを思い出したりして、既に泣きそうに。
ベッドをお産のフォーメーションにするため、一旦カーテンで仕切られていたみたい。
    
08:10
「もう産まれますのでご主人どうぞ!」と言われ、今までの疲れも吹っ飛び、
ドキワクでベッドの横に。
頭が大きくてやっぱり出てきにくいらしく、先生を呼んで吸引することに。
そう、先生はこの段階になってようやくご登場。
「陣痛が来たら奥さんの頭と肩を持ち上げてください」とのことで、
声かけしながら3回ほどその動作を繰り返す。
助産師さんにお腹も押してもらう。
すると2回目で頭が少し出てきて、黒い髪の毛が少し見えているではないか!!
この時の胸を湧く感動はもう言葉に表せないほどのものだった。

08:13
そして3回目の吸引で、ついについに、ついに我が子の誕生!!
産まれた瞬間には泣かなかったが、助産師さんにトントンされたのか、
元気な産声をあげました。もう涙涙…。

パパ見習いの主夫日記-産まれたて

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…ということで、長い長いお産が無事に終わりました。
が、公式には陣痛の間隔が途中でも10分空いたりするとリセットされるらしく、
結局出産に要した時間は今朝0:00からのカウントで、8時間とのことでした。

産まれた子を見てもパパになった実感はなかなか湧いてこないけど、
今はとにかく早く会いたい!

そして奥さんの強さにも本当に感動しました。
苦しみながらも叫び声ひとつあげず、長い長い時間を耐えてくれました。
諦めずに、うわ言の様に「つらくない、子どもにもうすぐ会えるから…」と言って
耐えていたのを思い出すと、今でも涙が出ます。

これからは家でも常に座布団を勧めようと思います。


ということで出産報告でした~。めでたしめでたし。