あきらめる力漲る!
韓国は全州からの素敵な仲間達との楽しいツアーも終わり、
重い体と重いスーツケース持って大好きな姫新線に乗り込みました。
今回改めて痛感したのですが、私みたいな人間はちょっと諦めることを覚えた方がいいなって思いました。
私には歌い手として、元々ない自信を粉々にされるタイプのお店があって(お店が悪いわけではなく完全にこっちの技術の話です)
KPMに入った当初からの課題でもあるのですが、本当にモニタリングが超絶苦手!
がっつり邦楽上がりですので自分の声を自分の耳で確認しないと歌えない。
他の勘にたよることが全然できない。
まぁまぁ引きで歌うことが多いので、細かい音が聞こえないとアタリがつけられない。
どうしても機材の関係なんかで、自分の声が聞こえない場所でやる事が増えて(アフリカの村とかw)
どうにかならんもんかなぁと、ずっと思ってたんですが、わかったんですよ、最近!
どうにもならん。
だからもうね、最初の出音が大丈夫なら、そこからは勘に頼りまくるしかない。
2日間ライブの音をとってみたら、小さいけど、そこそこ普通に歌えてはいるから、
もうええわ!ってなった方がいいなと思いました
実はこれって箏に対しても同じで、
昔から自分の音が聞こえにくいから、出音がしっかりしてて、客席ではよく聞こえてても自分が聞こえないもんで、
どんどん強く弾いて、音を大きくして、バテて最後までスタミナ持ちませんみたいな演奏してしまう事がよくあって、何度もそれで凹んできました。
そんな私のたった一つの解決策が、
諦める!ってことだったと知ってしまうのです。
まぁ諦めて手を抜くってことじゃなくて、
諦めて、楽しく、自分を信じて。
なんか、スッキリしてきました。
ようやく。15年くらい諦めるのにかかった(笑)
という訳で、来週のライブも頑張ります!
来週は3/3所沢MOJO、 3/4元住吉パワーズ2でお会いしましょう。
はよ帰ってお雛さん出さな!
集中力とはなんぞ
試合だ試合だ試合だー!٩( ᐛ )و
今月は試合が多いぞー!全然間に合ってないぞー!
頑張らないと!!!
「すごい集中力ですね!」とかよく言われるんすけど、
確かに演奏中に集中してて、終わった後とかに「やべぇ、まじで毛が抜けそうだ。」って思うことは多々あるんですが、
自分では集中するぜ!っておもってしてるわけではないのですが、まぁ集中はする方です。
でも、家での稽古は何回か弾いてはグニャリと突っ伏し、また弾いてはグニャグニャとしたりするので、
集中とは言い難し…
リハーサルなんかではしょっちゅう奇声を発しているし、通しが始まるまでグニャグニャなので、みんな豹変したと思うらしい。
はて、集中力とはそもそもなんぞ?
「子供のころの環境がよかったんですか?」とかもよく言われるんですけど、
…いや?(笑)
母が教室やってた頃は家に帰れば託児所か!ってくらいに子供で溢れかえってて玄関に上がれないくらいだったし、
パート練習なんかもあるから、他の人がガツガツ弾いてても自分のことに集中せざるを得ない(笑)
流石に調弦の時はお互い気を使うけど(笑)
静かなところで集中するというのは甘いと。
どんなにガヤガヤしてても自分のことに集中することが集中だとおもってきた。
うちのお稽古場でもマナーとしてガヤガヤしてる方に対しては怒る必要があるかもしれませんが、
今の所そんな人も居ないので機会は特にない。
情報交換なんかしてもらったりしつつ、和気あいあいとやってます。
日常的なことならば気にすることなんてありません。
我関せず。自己中ならぬ自己集中なり。
小学生達にも「ほかの人が気になって集中できないような集中力は集中とはいわない」ともうしてます
はぁ、弾けない。練習、練習ー!
最近わかったこと
こちらの方、NYでガッシリ腕を上げて帰ってきた絵描き、mino-ri様。
本年わたくしと彼女は「自分下げしたらクラシックラガー1本奢る」っていう賭けをしてます。今の所森川優勢!
そんな彼女と、割りと頻繁にLINEのやり取りをし、
製作やら制作やら、人間について、話し合って来たのですが、
そんな彼女とミキさんの展示に伺い
ミキさんが「才能の塊やん!って思うのにメチャ自信なさそうなんよなー。演奏し始めたらそんなん知るか!って感じに弾いててカッコイイのに…」って言ってくださった。
先日も友人アーティストが私が引いちゃうくらい強気で自信あるので
「なんでそんなに弱気なんだよ!できるだろ!?」
「ふぇーん!できないよぉー!何でそんなに強気なんだよぉー!」
ってやりとりが何度も繰り広げられていた。
何度か、このブログでも書いて来てることですが、
本当にわたしは自分に自信がなかったんですね。
でも、自分のしてることに自信を持たないということは、わたしを応援してくださってる皆さんにどれだけ失礼なことなのかってことも、薄々とヒシヒシと感じてはいたので、
ゴミクズみたいな所からスタートして、
リハビリを重ねて、少しずつ自信を持とうとしています。
自信とか自尊心って、諸刃の刃って感じがして怖かったのもあります。
わたしは愚かなので、自信など持ったら危ないんじゃないかってずっと思ってたんです。
失礼ながらあまりお手本にしたくない危なっかしい人も周りに幾人かいらっしゃったので、自信というものの正体を探る日々でした。
臆病なのであります。
でも、わたしの尊敬する、福島のひろじさんが
「臆病で本当によかった」って仰ってて、
その言葉は(外見には強く見えるかも知れませんが)弱気な私にはとてもとても響きましたし、
なによりホッとしたのを覚えております。
うん、焦らずに自信という免許を取ろうじゃないか。
できれば無事故無違反で…と。
それからリハビリとして、この近年私が始めたことは、ブスな謙遜はしないということでした。
例えば、かわいいね!とか、素敵だったよ!とか、
あなたの音楽がすきよ!とかそう言った言葉に対して返していい言葉はたった一つ。
「ありがとう!!!」なんですな。
昔の私は
「え、、、そ、うで、すか、、、こことここが良くなかったからなぁ、、つぎはもっと頑張りたいです、情けないっす、申し訳ない、、、」
ごめんなさい要素強すぎる(笑)
あと人のこと信じてないから、褒められるのがすごく怖かったんだと思います(笑)
ビビりすぎ(笑)
これを辞めただけで随分人生楽になりました。
色んな方と出会い、
少しずつ答えが見えてまいりました。
本当に自信があってキラキラしてる人はそうじゃない。
迷いがなくて、選択をまちがってもクヨクヨしないし、それすら笑って力に変えれるし、自分の悪いところすらバシバシ出せるし、、、って考えた時に、
あれ??
わたしまぁまぁ素質あるんじゃないの?
何があってもだいたい平気だし、だいたい笑ってる
と思ったんですよ。
みーっけ。答えみーっけ。
そしてもうひとつ見つけた答えがあり
自信って結局のところ自分で持つものというより、
周りの人が持たせてくれるもんなんだなぁと。
みんなが一輪ずつ花をくれて、
受け取りながら前に進んでたら、
気がついた頃には大きな花束になってたよ!ってことなんだなぁ、きっと。
わたしには綺麗な花をくれる人が沢山いて、
本当にありがたい。
今日より明日、明日より明後日。
1日1日わたしは自信を蓄えて生きたいと思います!