木造で、中大規模の建物を建てる場合、どうしても超えなければならない壁がある。それは、防火の問題です。そこで、木材厚さや太さをあらかじめ燃えるであろう分、大きくしておく方法があります。それを「燃えしろ設計」といいます。

 

 

 ただ、告示(S62年建設省告示第1901号)において、燃えしろ設計できる材料は、日本農林規格(JAS)に適合された材料とされています。まだ、JAS構造製材を製造できる工場が少ないですので、設計時に事前に調査しておく必要があります。