今年の上半期もあと1週間ほどになりました。

皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

 

今回は思わず天を仰いだ話を聞いてやってください。

 

目次

1…原稿校正の話

2…穴があったら入りたい話

3…大団円

 

1…原稿校正の話

今日の午前中のことです。森は占い原稿の校正の直しをしていました。

校正の直しとは、著者原稿を編集者さんが確認・修正して戻してきたものを再度こちらでチェックする作業です。

長く続けている連載記事などは、校正・再校正の作業なしですんなり通ることもあります。しかし、新しい担当さんだったり、文章の好みが微妙に違っていたりする場合は、攻防戦が繰り広げられることも。

 

今回は平和な小競り合いといったところでしょうか。

「貴殿のことはリスペクトしている。しかしこの修正は如何でありましょうな? 意図は理解致しますが。。。ううむ、間を取ってコチラで手を打ちませんか? ホラ、前より整いましたぜ」

 

そのようなことをファイルに書き込んで、さあ送信…というときに。

 

2…穴があったら入りたい話

突然ですが、森は iPad、初心者なんですじゃ。さらにアナログ&ローテク人なのですじゃ。加えて、キーボード入力が今だに親指シフト愛用でんねん。

ファイルは手書き入力で事なきを得たものの、いざ、メールの送り状をタイプしようとしたら、上手くいかず。「よし、ここは音声入力だ!」と思いついたまではよかったが。

 

私の発音が悪いのか、微妙に違う文章が入力されるではありませんか。

思わず、タブレットに向かって「ちっ!」と舌打ちしたところ、「kiss」と誤変換。

腹が立ってもう一度舌打ちすると、またしても現れ出でた「kiss」の文字。

おのれ iPad のヤツめ、こちらの怒りを小手先の愛でかわす魂胆か!

慌てて直そうとしたら、手が滑りましてな、「ひゅっ!」と音がして忽ちメールが送信されたんですわ。ああ無情。

 

〇〇様   いつも大変お世話になっております。kiss  kiss

 

でええええええっっっっっっ!!!

 

20代男子の編集者さんに、還暦過ぎた女占い師が送ったメールが、kiss kiss て。

キモいやろ。 背筋凍るやろ。10秒前に時間逆行させたいやろ。

穴があったら入りたいわ~~~。人生閉じたいかも。

 

 

夏至の日・奥澤神社 の猫さん

 

 

3…大団円

迅速に誤解を解くメールを送ったものの、落ち着かず、編集部へ直電。

「もしもし、お世話になっております。モリフユミと…」と、早口で挨拶している途中、電話の向こうで「くっくっく」と笑う声が。

「〇〇さんですか?」

「そうで…す。くっふぁっふぁっふぁ」

「誤解です。誤変換です。決してヨコシマな…、ああ恥ずかしい。どん引きですよね? もう旅に出たい。ほんっと、スミマセン。違うんです」

「わか…りますよ、大丈夫です」と、爆笑。

「う、ウケていただいたんですね。笑ってくれて救われました。やっぱ旅に出たい」

 

編集者さんの爆笑に救われたけどさー、今日は何度も kiss を思い出して、四国遍路に出立したくなりましたとさ。

 

みなさんも、慣れないキカイを操るときは気をつけましょうね。

ていうか、もしも何か恥をかいたときはですね、今回の森の失態を思い出して「自分のほうがマシだ」と、胸をなでおろしていただきたい。

 

というわけで、どうぞよい週末を。