みなさんの中で胃カメラ飲んだことある人、手を挙げて。

・・・はい、いいですよ。やはり40代以上の人に多いみたいですね。

 

森は先月やりました。

生来の臆病者なので、びびりまくりでした。

検査の予約をした時点でやさしそうな看護師さんに、不安を訴える。

「怖がりなんです、大丈夫でしょうか」

「怖いですよね。大丈夫ですよ。でも、鼻から入れる内視鏡だと比較的楽です」

「あ、それにします! それお願いします」

 

検査当日。

まず鼻に液体の麻酔を流し込む。

にがいぞ。でも、大丈夫。怖くない。ただの麻酔液。

次に細い管を持ってお医者さん登場。怖くない、大丈夫。ただのお医者さん。

「じゃあ、鼻からちょっと管入れてみますねー。左右両方入れてみて、通りやすいほうのお鼻からカメラ入れますね。力を抜いて」

鼻から喉の奥の方へ細い管が入る。違和感に我慢。まだ前哨戦だもんな。

 

次に、もう少し太い管を通している最中に…。ぐぐう、不快だ。涙が出る。

「ダメですね、入りません」

「えっ?」 えっ? ナニナニ、どういうこと?

「鼻腔が細くて、これ以上は無理です」

「ええ~~っ!」ええ~~っ! ここまでやっといてそんな殺生な。。。

 

 

「経鼻内視鏡はやめて、口から入れる胃カメラに変えます」

「ありゃあ。せっかく麻酔したのに。そんなことってあるんですか」

「はい。まれにあります」

「ウエストが細すぎて…じゃなくて、誰からも見えない鼻の奥が細いって…。先生、鼻の穴が細くて、何か有利な点はありますか?」

「ないです」←即答か。

 

このようにしてわたくしの鼻方面に関する多大なる努力は、すべて水泡に帰したのだった。感傷にひたるまもなく高らかにトランペットが鳴り響き(←脳内で)、新たなるオペレーションの開始!

もうお家に帰りたい。。。

 

 

(お家はお家でも実家のおウチです。農作業従事中)

 

 

結論からいうと普通の内視鏡検査は、吐き気や苦しさも思ったほどではなく大丈夫の範囲内でした。(2日ほど食道と胃に違和感が残ったけれど)

 

森は血とか内臓系がダメで、医療ドラマの手術シーンは目を背けるタイプです。しかし、自分の身体の内側をリアルに見るのは興味深かった!

気味が悪い…とか全然感じなかったです。それどころか、「きれい」と形容してもいいようなビジュアルでござった。

食道から胃、十二指腸へと次から次へと進んでいくリアルな映像に、怖さを忘れて見入ってしまいました。

カメラが胃液の中にザブンと入っていくところなどは、まさにスペクタクル!

内臓ってうつくしいものだな、と感心しましたよ。

 

しゃぼん玉のようなポリープを切り取り、内側の探検は終了。

 

みなさま、胃の内視鏡検査の際は、集中して画像をご覧になることをおすすめします。気が紛れるし不快さも軽減されるし、何よりそこには新鮮な感動があります。あなたの知らない、あなたのインナーワールド、機会があったらのぞいてみてください。←えらそうだな。

 

追伸…おかげさまでポリープは良性。診断は逆流性食道炎でした。