まだお会いしたことのない友人(言い得て妙ですが、メール交換のみで意気投合した方です)に薦められた映画「インビクタス」を鑑賞しました。

物語は南アフリカが初めて行った全人種参加選挙で大統領になった黒人ネルソン・マンデラ氏が、ラグビーw杯を通して黒人と白人の融和を図るという実話を映画化したものです。
毎日忙しくて約半年ぶりの映画鑑賞だったのですが、観て良かった!
今まで差別してきた白人を許し、共に新しい南アフリカという国を創りあげようとするマンデラ大統領の精神は、政治を志す一人として大変感動しました。
クリント・イーストウッドの演出も素晴らしく、ああ映画ってやっぱりいいなと思いました(^_^)v

政権交代した昨年夏の日本、鳩山総理ではなくマンデラ氏のような方が総理になり、自民党に「大連立をして不況を乗り越えよう」と呼びかけていたらどうなったでしょうか。
政治のプロの方からは「そんなのは馬鹿馬鹿しい、ナンセンスだ」と一蹴されそうですが、あの時に大連立をしていれば世界でいち早く不況から脱出できたのではないでしょうか。
もちろん、主義主張が違う訳ですから、不況脱出を実現し、財政再建の道筋をつけた上でまた別れたらいい訳です。
これがいかに難しいかは分かっています。
しかしマンデラ氏はこれ以上に難しいことをやったのです。
家族に白人に肩入れしていると罵られながら…。

今、手負いとなった民主党はどう動くのでしょうか。
少なくとも、国益を最優先で判断して欲しいと思います。