2月12日から、四日市市議会 平成25年度2月定例月議会が始まりました。


今回の2月定例月議会においても、一般質問を行います。


当選後、全ての議会において一般質問の機会を頂いております。


 今回の一般質問の項目は以下の通りです。

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1.健康で生きられる四日市をつくる

 ①予防接種の考え方

 ②胃がんリスク(ABC)検診への支援

 ③医療改革を税制改革に繋げよ


2.スポーツ行政 ~子ども達に希望を~

 ・トップアスリート育成強化について


3.まだ終わっていない「内部・八王子線存続問題」

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 今回のブログでは、一般質問1項目目の「健康で生きられる四日市をつくる【予防接種の考え方】」のアウトラインを紹介していきます。


今回の一般質問では、『健康で生きられる四日市をつくる』というテーマで、4点の提案・指摘を行います。


 その一つ目が、「子どもの予防接種」に関する提案です。


 予防接種は、定期接種と任意接種の2種類に分かれます。


定期接種は、国が予防接種を強く勧めているもので、予防接種費用は全額国費で補われます。


一方で任意接種は、それを受けるか受けないかは、接種を受ける側に任されており、予防接種費用は実費負担となります。


 それが、複数回必要になってくるので家計の負担は大きいものとなります。


 そういった事もあり段階的に多くの予防接種の定期接種化が図られてきました。


現時点で、未だ定期接種化されていない主な任意接種は「水ぼうそう」「おたふくかぜ」「B型肝炎」「ロタウイルス」が挙げられます。


 先日のブログにて発信しましたが、来年度の当初予算として「水ぼうそう・おたふくかぜ予防接種助成〔対象:満1歳~満4歳〕」が上がってきました。


【参考ブログ】平成26年度当初予算 ~子ども医療費助成拡大・水ぼうそう、おたふくかぜ予防接種助成へ~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11768150951.html


 これは、先述した任意接種の4種類の内、「水ぼうそう」「おたふくかぜ」については四日市市が予防接種費の一部を助成する方針という事です。


 子育て世帯の方はよく理解されていると思いますが、任意接種ワクチンのほとんどが1回の接種に8,000円以上掛かります。


 親としては国が定期接種として認定していない任意接種であっても、万が一のことを考えて予防接種を受けさせたいと思うものです。


 私も5歳と2歳の息子が居ますが、そういった気持ちになるのが親心ではないでしょうか。


しかし、任意接種だとそれが自費負担となり、経済的な事情から接種出来ない家庭がある訳です。


私は出来る限り、経済的な都合で子どもの予防接種が受けられない状況を排除していくべきだと考えます。


 ですから、本来国が定期接種化を図るべきだと思いますが、それが未だ実現していない任意接種に関しては基礎自治体が出来る限り支援を行っていくべきという考え方です。


 しかし、何でもかんでも支援が出来る程、基礎自治体の財政に余裕はありません。


 四日市市は1,500万円程度の予算枠で来年度「水ぼうそう」「おたふくかぜ」の予防接種費の助成を行う方針でおりますが、実は国は「水ぼうそう」については来年度の10月から定期接種化(国費負担)の方針を打ち出しています。


 そうであれば、再来年度からは1,500万円の枠の内、半分程度を占める「水ぼうそう」関連予算は不要になります。


 この部分について、未だ助成対象となっていない「B型肝炎」「ロタウイルス」に助成対象を広げていくべきだと考えます。


 今回の一般質問では、再来年以降も任意接種助成枠の1,500万円は最低限確保し、助成未対象である「B型肝炎」「ロタウイルス」の任意接種についても助成対象を拡大していくべきと訴えます。


 家庭の経済的な理由から、任意接種を受けられない子どもが存在する現状を是正していかねばなりません。