諸事情で、毎月月間5000枚ほどインクジェットプリンターで印刷する必要があり、試行錯誤の結果EPSON L310に落ち着きました。

https://www.epson.eu/products/printers/inkjet-printers/consumer/l310

これ、海外モデルなのであまり知られていないかもしれないのですが、①インク代を節約したい ②印刷クオリティーや速度はそれほど問わない ③コピーなど、他の機能は不要 という人にはぜひお勧めしたい機種です。

実は当初同じEPSONのEP-M570T を導入していたんです。
https://www.epson.jp/products/back/ecotank/epm570t/spec.htm
これもエコタンク搭載のモデルで、コピー機能等もついていて大変重宝していました。
しかし、ある日画面におそろしいメッセージが表示されているではありませんか。

「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近づいています」

インクジェットプリンターの宿命なのですが、フチなし印刷やヘッドクリーニングの際などに排出される廃インクを吸収するパッドがプリンター本体に内蔵されていて、パッドが限界に近づくと表示されるのです。
そして、放置しておくと、いずれ印刷が全くできなくなってしまう。

メーカーに依頼してプリンターを送れば対応してもらえるものの、費用もかかり、何より痛いのがダウンタイム。
同様の依頼をした人の話によると、数週間かかるとか……。

調べると、自己責任で自力対応することもできるかもしれないのですが、以下の2つが必須となり、EP-M570Tについては自力での対応をあきらめました。

①廃インク吸収パッドの交換
②廃インク吸収パッド限界エラーのカウンターリセット

①は実は一回目のエラーであれば大慌てでやらなくても大丈夫なのだそうです。(エラーが出る時点ではまだパッドに余裕があることがほとんどのため。)しかし、放置すればいずれは廃インクが本体から漏れて染み出すということもあるとのこと。
パッドの交換自体は難しくなさそうなのですが(化粧用コットンなどを詰め替えれば大丈夫らしい)、EP-M570Tの分解方法がわからない。
試しに本体のネジをいくつか外してガタガタとやってみたのですが、カバーを外すことも叶わず。

②は、カウンターリセットできるツール(WIC Reset Utility)があるよとのことで、いそいそとインストールしてみたのですが……。残念なことにM570Tには非対応の様子。(ちなみにWIC Reset Utilityはシェアウェアで、大体1000円くらい)

さてどうしようということになりましたが、とにかく時間がない。新しいプリンターを買うしかないということで、①②を両方クリアできて低価格のEPSON L310 をということになりました。

①は、本体上部、側面のネジを外してガタガタやればなんとか外れました。
 こちらを参考にしました↓
 http://shop.daiko2001.co.jp/eshopdo/refer/refer.php?sid=ns84697&cid=19&view_id=ITOG-01
 ※このサイトには上部のネジ4つを外せばカバーが外れると記載されていますが、私の場合は側面のネジも外さないとだめでした。
 そして、このサイトの「EPSON(エプソン)プリンター対応-廃液インク処理ボトル&チューブ」を装着! これでパッドの交換は今後心配しなくてOK!
 もちろん、パッド自体を交換するのもありだと思います。(確か交換用のパッド等もサードパーティーから発売されていたと思います。)

②は、WIC Reset Utilityの対応機種になっているのでこちらもOK。


なお、調べている最中に「メンテナンスボックス」搭載の機種があるということもわかり、こちらも良いなと思いました。
「メンテナンスボックス」搭載の機種は、廃インクパッドのユニットが本体を分解しなくてもスムーズに取り外しできるようになっているそうで、これらの悩みからは解放されます。
ただ、現行機種だと、搭載されているのは本体価格の高い上位機種ばかりなんですよね。