建築エコノミスト 森山のブログ

マンガ建築考の森山高至が「たてものと生活と社会と文化」を考えています。
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東京でオリンピック前後の期間、約二年間もの間見本市が開かれないかもしれない、、、

という問題の続きです。

これが、なぜ大変なことになるかというと、数千、数万とある、あらゆる産業の結節点、スタートライン、飛躍の機会といったものが二年間ストップする。

産業の循環に支障をきたす。

場合によっては産業を衰退させる。

ひいては、東京だけでなく日本の経済に大打撃を与えてしまう。

 

そもそも「見本市」がなぜ、そこまで大事なのか、、といいますと、

 

たとえば直接の商取引、主婦Aさんが洋服をBさんの店で買う、という現象の前段階。

Bさんのお店が、洋服卸しのC商事から仕入れる、という現象の前段階。

洋服卸しのC商事が洋服メーカーのD繊維と取引を開始する、そのための市場なのです。

 

図のように、洋服というジャンルで関わるすべての業者が集まるプロのための市場です。

なぜ、「見本」、「市場」かといいますと、

小売するわけではないので、その場にすべての商材をもって来るわけにはいかないから、

「見本」を持ち寄っているからです。

その分、もの凄くたくさんの業者が集まります。

 

たとえば、ものづくりの工作機械に関わる見本市のレイアウトを見てみますと、、

 

 

全国から集まった様々な工作機械メーカー、加工道具、製造ソフト、機械部品、等々の業者さんたちが準備した、細かく仕切られた小さなブースがギッシリ並んでいます。

 

このひとつひとつのブースはコマと呼ばれて、参加企業は出店料を支払ってこの見本市に出展されています。

 

 

それらのブースが並んでいる様子は、さながらお祭りの屋台のようですが、、

まさに、数日間の間だけ開かれる、各業界ごとの祭典でもあるのです。

 

 

年に一度の開催で、すでに30回とか50回とかを重ね、何十周年といった催しもあります。

たとえば、眼鏡にだけ特化した「国際メガネ展」。メガネだけで数百社が参加する見本市、

今年の10月に30周年、30回目だそうです。

 

 

たとえば、このメガネ展で注目すべきは、主催の中に福井県があるということです。

なぜ?東京で福井県?

なぜ?メガネで福井県?

 

実は、メガネと福井県には深い関係があります。

 

福井県の鯖江市がメガネの聖地と呼ばれるくらい、世界的な製造拠点であるからです。

だから、福井県が東京で見本市を主催している。

同時に、メガネというひとつのテーマだけでも数百の業界が集う、年に一度の見本市が存在するのです。

 

 

 

それが2年間も止まるとする。

ならば、福井県にとっても大打撃。

ビッグサイト閉鎖を発端として、福井県の日本の世界の、メガネ業界、フレームメーカー、レンズメーカー、眼科やファッションまで、商流ごとにおける商いの場が、出会いの機会が止まります。

 

もちろん、メガネだけではない。

3日間のイベントが年中開催されているとすると、ざっと100数十ジャンルの業界、それが二年であるなら、日本で活動するほぼすべての業界に波及するでしょう。

 

そもそも、「見本市」とはいつごろから始まったのでしょうか。

日本でいえば平安~鎌倉時代の12世紀。

1165年ドイツのライプツィヒに始まると言われています。

850年もの歴史があります。

 

つづく

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