フジテレビは8月8日からのスワローズ-ジャイアンツ3連戦を
地上波で放送しないことを決めました。
視聴率低迷のためです。
近年の巨人戦は5%を割ることもあります。
上記の放送はCS放送とインターネットで行われます。
もはや巨人戦でも、パ・リーグの試合と
扱いは変わらなくなってきました。
昔は平均20%の視聴率を誇り、
他球団は巨人戦の放映権料を、収入源の柱にしていました。
そうしたジャイアンツ人気に依存する
日本球界のいびつな体質はもう終わりに近づいています。
健全になっていると考えて良いでしょう。
他のチームがもっとファン層を拡大し、
巨人戦以外でも普通に地上波でテレビ放送される日が
来れば良いと思ってます。
そうなれば…、
日本野球連盟が放映権を一括管理
↓
テレビ局に販売
↓
各球団に公平に放映権料が振り分けられる
といった理想的な形にすることができます。
1球団だけの人気が不自然に突出し、
そのチームを強くさせるために、様々な制度が出来て行く(逆指名制など)、
こんな構図は崩壊して当然です。
ジャイアンツ戦の視聴率低下は、
日本球界健全化のためには通らなければならない道でもあります。
- 二宮 清純
- プロ野球裁判―プロ野球の未来のために