Grand Salvo
まるで本を綴るような類稀なるソングライティングと、綿密に練り込まれたクラシカルなアレンジによる壮大で美しいサッドソング集。
「Slay Me in My Sleep」と名付けられたコンセプト作品となる本作は、3部に分かれ、1曲1曲物語が展開されていきます。本の一節やサウンドトラックのような曲目にも興味が沸きますね。
グランド・サルヴォの歌を主役に、ギター、チェロ、ヴァイオリン、ハープなどの弦楽器、リコーダー、サクソフォン、トランペットなどの管楽器、ピアノと多様な楽器がまるで劇のキャストのように登場し作り上げられる一大オペラのような作品。
ドイツの音楽家/ピアニストNils Frahmとの共同プロデュースで、彼のスタジオでレコーディング、ピアノでも参加しています。
モアレコでも完売し、再入荷した人気作です。
※2012年の来日ツアーでライブを観てきました。一人弾き語りでのライブでしたが、彼の歌が際立つ室内楽のようで、会場を丸ごと包み込むような包容力があり、とてもリラックスした気持ちになりました。
⇒ Grand Salvo 「Slay Me in My Sleep」
★ こちらもおすすめ ★
Misophone
「Another Lost Night」
まるでムーンドッグと初期アメリカン・フォークとジプシー・ミュージックをつなぎ合わせたかのような、あるいはベイルートが150年前のヴィクトリア朝時代にタイムスリップしたような、そんなノスタルジックで幻想的な異形のサーカス・ポップ。
⇒ Misophone 「Another Lost Night」
RADICAL FACE
「THE FAMILY TREE : THE LEAVES」
丹念に練りこまれたそのサウンドとストーリー、芯のある壮大さと淡雪のような繊細さを兼ね添えた世界感は、BON IVERやBeirutに匹敵する素晴らしい内容。
⇒ RADICAL FACE 「THE FAMILY TREE : THE LEAVES」