昨日(9日)にラジオ福島の大和田アナウンサーに会って来ました。
あれは去年の3月・・・
震災時、不安と恐怖と家族の音信不通・・・
精神状態がおかしくなりそうな時、ラジオを聴くととても落ち着いた。
ラジオの向うのアナウンサーの声はとても穏やかだった。
もちろんCMもない状態。ニュースと天気予報以外はアナウンサー自身も休めない生放送が続いていた。
相当過酷だったに違いない。そんな時に少しでも聴いてる人を安心させようとアナウンサーは努めて冷静にそして優しく話していた。
ラジオから流れてくる音楽は童謡や子供向け(アンパンマンとか)が多かった。
そんなある日・・・
「良かったらみんなで歌って下さいね」と言って流れたのが「手をつなごう」だった。
♪手をつなごう みんなで手をつ~なごう♪
車に乗ってたオレは泣けて泣けてどうしようもなく泣けて・・・ 路肩に車を停めて泣いていた。
その時オレは音楽の力を感じたし、こういう事を音楽を生業としてる我々がやらなきゃいけないんだと思った。
数日して
ipodで久々に「風のように雲のように」を聴いた。
赤木小学校の4年3組の子供達と一緒に1年前に作った曲だ。
歌詞も子供達自身が作った。
♪苦しいときも悲しいときも学ぶ日々も この街とともに前に向かって歩きだそう♪
♪勇気出しあって皆と明日をめざそう♪
うわァ~ これ震災にリンクしてるじゃん!
しかもこんな歌詞を子供たちが唄ってる。
それも自分達の言葉で!
この曲を大和田アナウンサーに聴いてほしかった。
オレはただそれだけ、聴いてほしい一心でCD-Rに焼いてラジオ福島に送った。
お礼の意味を込めて。
そしてビッグパレットで炊き出しをしてた時。
GReeeeNのHIDEくんからメールが!
「2913!ラ・ラジオ!」
何とラジオから風のように雲のようにが流れたのです。
その最初の瞬間を教えてくれたのがHIDEくんでした。
あれから何度もラジオ福島がオンエアしてくれました。
沢山の人から「あの曲良いね」とか「子供たちの声にグッと来た」と言う声を頂きました。
あの曲は子供達が班ごとに交互に唄っています。
そうです福島ロッカーズのアイディアはここから来てるのです。
先月、福島ロッカーズの発表プレスリリースを各マスコミに流し、いち早く反応してくれたのもラジオ福島でした。
で、取材に来たラジオ福島の八木さんと言う方にお願いして「大和田さんにお礼を言いたい」旨を伝えました。
それが昨日だったのです。
お互いにようやく会えた。
そんな感じでした。
私が石巻の大川だと伝えると驚いてました。
きっと大川小学校の子供達の事と赤木小学校の子供達がダブったのでしょう。
お袋に送ってもらった故郷の自慢の笹かまぼこを渡しました。
笹かまは仙台が有名だけど味では石巻も負けてないんですよ!笹かまは石巻復興のシンボルでもあるのです。
自分にとってあの時の大和田さんの声が震災で最も力になったものでした。
あの時、大和田さんに気づかせてもらえなかったら福島ロッカーズをやってなかったし、もしかしたらこの福島を離れてたかもしれません。
だから自分にとって大和田さんは恩人であり父親を亡くしてるオレからすると「心の父」でもあったのです。
いっぱい話しました。
実はその模様が日曜日にラジオ福島で放送されます。
2月12日午前11時半~です。
良かったら聴いて下さい。
大和田さんは何度も両手で握手してくれました。
そして次は飲みましょうとも言ってくれました。
ラジオのチカラは震災時にいろんな所で話を聞きます。
きっと被災地以外の方も知ってるでしょう。
そして避難所に訪れた数多くの有名人。そしてその人達と会い涙する被災者。
あの涙は悲しい涙じゃないんです。
苦しい涙・悔しい涙じゃないんです。
ありがとうという涙なのです。
勇気の涙なのです。
きっとこればっかりは被災者じゃなきゃわからない感覚かもしれません。
この日記を書いてるうちに11日になった。
あれから11ヶ月です。
でもまだ全然です。
でも少しずつです。
オレはやっと大和田さんにありがとうが言えました。
会えてよかった。
福島に住んでてよかった。