加賀野菜・金時草の炊き込みご飯 | 旬菜アスリート食堂

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今日の食事が明日の、1ケ月後の、半年後の、数年後の體(からだ)を作ります。
旬の食材をふんだんに使い「食べる楽しみ」「作る楽しみ」を大切に
「楽しく」「続けられる」アス食をお伝えします。

おっと今日は寝坊してしまいました。。

ランニングは夜かな。。


ということで、写真は昨日の朝ラン途中にとったものから。

玉川上水の流れに沿って両サイドに小径が続くのですが、

川を渡るためにところどころ小さな橋が架けられています。

場所によっては、なかなかの景観。

ちょっと言えば、ミニ高千穂峡?的な風情があります。


高千穂峡に行ったことがない私が言うのも何ですが。。





先日、野菜ソムリエ協会のVMC講座に行ってきました。
(ベジフルメンバーズクラブの略。一般の方が受けられる講座もありますよ)

テーマは「加賀野菜 金時草と加賀太きゅうり」。

今回の自転車旅で金沢では市場で加賀野菜を買って実際に味わい、

興味があったので参加しました。

11月5日 金沢市


京野菜と並んで日本の伝統野菜としては知名度の高い加賀野菜。

実際に金沢市の職員の方、生産者さんのお話を聞いても

加賀野菜の知名度については自負されていました。


生産者さんのお話を直接聞けたのが興味深かったです。

個人的に面白かったのは「接ぎ木」。

これは加賀太きゅうりの苗木づくりで実施するのですが、

カボチャにキュウリを接ぎ木して苗を作る手順の説明は、興味深かったです。

くっついてしまうのが不思議。。

家庭菜園で苗を買ってきて植えるだけだとなかなかイメージが湧かないですよね。


加賀野菜はすべて伝統野菜ですが、

昭和20年より前から金沢にすでにあったものが対象で、

すべて起源が金沢のものというわけではないようです。

葉の後ろが紫のあのキンジソウは、他の地域では熊本の水前寺菜

沖縄ではハンダマとして栽培されています。

でも実は熊本のスイゼンジナが北前船にのって金沢に持ち込まれたのがその由来だそうです。

知名度では金時草の方が上のような気がしますが、

実は熊本のスイゼンジナが先なんですね。



金時草の生産者の方が金時草の炊き込みご飯のお話をされていたので、

実際に作ってみました。

もち米を入れておこわ風にしてもよいでしょうが、今回はうるち米のみで。。

「材料」 2人分(おかわりお茶碗2杯ずつで。)

米1.5合
金時草の葉 50グラム
梅干し 3個
納豆昆布 5グラム(乾燥状態で。掌に軽くのるくらい)
入り白ゴマ 適量

「作り方」
1金時草の葉はせん切りにする。
 水で戻した納豆昆布は1、2センチ幅に切る。
 梅干しもみじん切りにする。
 お米を研いでザルにあげておく。

2お湯を鍋に沸騰させたら、火を止め金時草の葉を入れる。


3しばらく放置して冷めたら、金時草の葉をザルで救い、
 お釜に米と茹で汁を入れる。
 金時草の葉は軽く茹で汁を絞る。

綺麗な紫色




4金時草、納豆昆布、梅干しをお釜のご飯の上に均等におき、ご飯を炊く。



色の濃さは水の分量で調整すればよいかもしれません。

今回は少し水が多め(1ℓ程度)だったのですが、

ご飯を炊くのに必要な分量(半分の500ccあればよいと思います)に

最初からしておけば、もう少し濃い色になるかもしれません。




白ゴマを振りかけて。

ほんのり梅の塩味が効いていて美味しい。


この紫色はアントシアニンというポリフェノールの一種の色です。

抗酸化作用があり、血糖値を抑える効果もあるようですね。

金時草は緑黄色野菜。もちろんβカロテンも豊富です。


栄養的にも素晴らしい金時草。

実は「挿し木で増やせます。

農家さんも挿し木で栽培されているそうで、

花から種を採取して増やしているのではないそうです。


10日くらいで発根するそうなので、私もやってみます。

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状況はおいおい。。



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