壱岐の島のレストラン「ウニハウス」で、お待ちかねの「生うに丼」が登場した。今の季節は「ムラサキウニ」の生うに丼のみらしく、秋口に入ると「アカウニ」の生ウニ丼も堪能できるらしい。
ムラサキウニは身が柔らかく、とろけているような独特の光沢が、食欲をそそった。醤油ベースのタレの味も上品で、生うにとの相性が良さそう。今すぐに食べたいのをぐっと堪え、しばし生うに丼の佇まいを目で愉しむ。
きざみ海苔や大葉などの薬味とどう組み合わさっていくのかを想像すると、私の食欲はとうとう我慢の限界に達してしまった。
ワサビを適度に散らして、先ほどから気になっていた刻み海苔と刻み大葉とタレをほどよく絡ませたご飯と、生うにを一緒に箸で持ち上げる。
生ウニがトローッと箸からこぼれ落ちそうになる瞬間、パクっとひと口目をいただく。
海苔と大葉とワサビ、そのひとつひとつが主張しながらも、うまく調和し、生うにの美味しさをさらに高めているのが口から鼻に抜ける豊かな香りで感じられる。
生ウニの旨みをたっぷり含んだ甘みが口の中全体に広がり、思わず目を閉じて堪能したくなる衝動。
と、その頃には舌の上から生うには溶けて無くなってしまっていた。
う
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う
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うまい!!!
今まで何気なく食べていたウニとは一線を画す、確かな存在感。薬味と見事に調和した一体感は、間違いなく今まで食べたウニの中で一番の美味しさだった。
あまりの美味しさにものすごいスピードで箸が進み、あっという間に完食してしまうほど。
あまりの美味しさにものすごいスピードで箸が進み、あっという間に完食してしまうほど。
完食後も余韻を楽しんで、壱岐の島の一発目の食事がこの生うに丼で良かったと、大満足。これからの壱岐の島の食事が楽しみになってきた!