甘えが強く、ずっとそれが続くのはなぜ?~人一倍敏感な子~ | ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

育てにくい子にはわけがある!
傷つきやすく感受性の強い個性を持った子が、
敏感な自分と上手に付き合う方法を知り、
その子らしさを輝かせて笑顔で過ごせるようになる子育てのコツをお伝えします。


こんばんは。蒼井美香です。

クライアント様の感想をご紹介しますね。


1、セッションを受ける前はどんなことで悩んでいましたか?

・子どもの欲求を受け入れて十分甘やかしながら大切にして子どもを育てているはずなのに、いつまでたっても子どもが甘えてくるのはどうしたらいいのか?
・「甘やかしすぎたからだ」と親に言われ、自分の子育てに自信がなくなった



2、セッションを受けて、何が変化しましたか?どんなことを受け取りましたか?

・自分の子どもの個性がすごく繊細なんだということに気づいた
・敏感な子は不安になりやすいため人一倍甘えも必要なんだと分かった
・甘やかしすぎてわがままになっているのではなくて、もっと受け入れてあげていいんだと分かった
・子どもの持って生まれた個性を大切にしてあげたいと思った
・自分の子育てが間違っていないと安心できた




Hさん、ご感想ありがとうございました。

お話しを伺うと、Hさんのお子様は、とても敏感で繊細なタイプのようでした。

人一倍敏感な子は、私たちが思っている以上に色々なことを考えたり感じたりしているので、その分周囲に対しても不安や恐れを抱きやすいです。

だから、安心感を得るために、さらに甘えを必要とするのです。

「もう今まで十分甘やかしてきたのだからもういいだろう」と、大人が思っても、甘えの必要な量は、子どもによって大きく違います。

どうぞ子どもを十分甘えさせてあげて、子どもの心の中を安心感でいっぱいにしてあげてくださいね。



子どもたちの中には、

■「教室で、他の子が怒られているのに、まるで自分が怒られているかのようにつらくなる」
■「先生が他の子を怒る声が怖い」
■「騒がしい教室が苦手」
■「集団の中でとても疲れやすい」
■「アンテナが高く、人の気持ちをキャッチしすぎる」
■「完璧主義なところがある」
■「雷など大きな音が苦手ですぐびっくりする」
■「泣き止まない、眠らない」
■「チクチクする服、いつもと違う味を嫌がる」
■「相手の気持ちに良く気がつく」
■「直観力がある」


というような特性を持った、人一倍敏感な子どもたちがいます。


こういった特徴を持つ子供たちをHSC(Highly Sensitive Child)と呼びます。

細かなことをすぐ不安に感じてしまったり、大きな変化に対応できない子どもたちに対して、「母子分離ができてない」「親の育て方のせいだ」と周囲からいわれたり、あるいは、「子どもの心が弱い」「甘えてる」「嫌なことから逃げている」と否定的に見られてしまうことが多いです。


しかし、HSCとは、子どもが生まれながらに持って生まれた特性です。

HSCは自然な特性で、人口の15~20パーセントに見られます。

また、この特性は持って生まれたもので、ほとんどすべての動物にも存在することが発見されています。

こういう人一倍敏感な子がいるんだということ。

その子の敏感さは、決してわがままや自分勝手とは違うんだということ。

その子がどんなことに不安を感じているのか

どんなことを苦しいと感じているのか

「そんなささいなことで…」「なんでそんなことがいちいち気になるの?」と周囲は思うかもしれませんが、その子にとっては本当に恐怖で苦痛に感じているんだということをぜひ理解してあげてほしいと思います。

その子に対する正しい理解と適切な対応について、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと思います。

そうなれば、今、保育園・幼稚園や学校で苦しんでいる子どもたち、子育てしている親の苦しみも、ずっと減っていくと思います。


HSC(人一倍敏感な子)は、人の痛みや苦痛に気づきやすく、直観に優れ、物事を深く感じることができ、人を心地よくすることにたけていて、環境の微妙な変化に気づき、問題の本質を一瞬で見抜き、さまざまな危険を回避することができます。

HSCで生きづらさに悩んでいる人に、「それは決して、あなたの弱さじゃないんだよ、わがままじゃないんだよ、むしろ、とっても素晴らしい特性なんだよ」ということを伝えたいです。
 

 人一倍敏感な子どもを含めたすべての子どもたちが、自分の持って生まれた特性を周囲にあたたかく理解してもらい、自分でも自分のことを大切に想うことができ、自分の望む生き方を選択できるような世の中になってほしいと心から願います。