2007年04月27日(金) Saints対Devils@天王洲公園野球場 試合レポート
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
Saints | 1 | 2 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 8 | |
Devils | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | × | 9 |
10点差以上の大差がつき多少大味気味だった開幕1,2戦を終えて、Saints, Devils共に今シーズン二試合目での初対戦となったこの試合。Saintsのメンバーは今シーズンよりビジターゲーム用として採用した紺色のアンダーウエアで登場!赤と濃紺の鮮やかなコンビネーションが洗練されていてなんだかとても良い感じである。果たして昨年の覇者Saintsは新しいアンダーウエアのお披露目ゲームを見事勝利で飾ることができるのであろうか?
さて、試合はそのビジターSaintsの攻撃で開始。いきなり先頭バッターのアカデミー参加ワキザキが、タイガーウッズのドライバーショットを思わせる豪快なスイングで左中間一番深いところまで運ぶ3ベースヒットで出塁すると、3番堀江がしっかり犠牲フライを放ち1点を先制!
Saints先制点!
しかし、その裏Devilsも3番佐藤(光)が負けじと右中間を深々とやぶる2ランホームランで1-2と逆転に成功。
さらに2回も点の取り合いが続く。Saintsは5番関、続く矢橋、志村と3連打で作ったノーアウト満塁のチャンスにアカデミー参加のホッタがレフトへ大きな犠牲フライを放ち1点。この犠牲フライで二塁走者矢橋、一塁走者志村もしっかりタッチアップで進塁!これが活きて山本のセカンドゴロの間に更に1点を追加して3-2と逆転!このあたり昨年の覇者らしい、そつのない試合運びを見せる。
しかし前節Knightsとの試合で16点を奪った強打のDevils打線も黙ってはいない。取られたらすぐ取り返す形で、6番小川が、往年の三冠王「落合」の様な広角打法できれいに右中間に打球を運ぶと見かけによらず(?失礼)俊足を飛ばして3ベースヒットに。相手エラーで小川が同点のホームを踏むと、佐藤(由)が四球、田中がレフト前ヒットで続き、2アウト満塁とチャンスを広げる。この場面で、1番国重の打球はライトとセカンドの後方に高々と舞い上がる!この難しい当たりを守備範囲の広いSaints近江が必死に追走するも、あと一歩及ばず、2人のランナーが帰り3-5と再びDevilsが逆転する出入りの激しい序盤となる。
3回はDevils近藤、Saints矢橋の両先発が好投、またDevilsレフト田中の好捕など両チーム共に堅い守りを見せて得点なく迎えた4回表、再びSaintsにチャンスが訪れる。先頭の4番宍戸、関、矢橋と3連打で2回と同様にノーアウト満塁とすると、志村のレフト前ヒットなどで5-5の同点に!その裏のDevilsの攻撃をSaints矢橋が丁寧なピッチングで3回に続いて0点に抑え、試合は引き締まった展開で後半5回へと突入する。
その5回。ワキザキ、近江がしぶとく出塁すると、頼れる3番堀江が2点タイムリーとなる3ベースヒットを放つと、尚も四番宍戸のショートゴロの間に1点を追加して、8-5と3点リードを奪うことに成功!
ここで今シーズン初勝利の女神をぐっと引き寄せたかとも思えたが、なかなか簡単には終わらないのがMLS空間劇場(?)なのである。。。Devilsは5回裏にすぐ2点を返して一点差に詰め寄ると、6回から先発近藤の救援にマウンドに上がった佐藤(慶)がSaintsをピシャリと三者凡退に抑えると、その裏、三橋、藤原のヒットで1,2塁とすると好投した佐藤(慶)がピッチャー強襲ヒット!Saints矢橋も懸命な反応でセンターに抜けるボールを止めたが、打球が内野を転がっている間に、三橋が判断よくホームへ突っ込み同点!更にDevils下位打線がSaints内野陣の隙をつく攻撃で1点をもぎ取り三度の逆転ドラマをプロデユース!
Devilsベンチの興奮冷めやらぬ7回。Saints最終回の攻撃である。先頭大塚が執念のヒットを放つも、続くワキザキ、近江の強烈な当たりをDevilsのセンター小川、ファースト国重が好捕して2アウト。バッター堀江の打球はレスト線後方大きなアーチを描くも、昨シーズンから再三にわたり大飛球を好捕しているフェンス際の魔術師レフト田中が走りこんでナイスキャッチ!スーパープレーが最後の最後に飛び出しゲームセットとなった。
(文責:ウンパット町田)