2006年8月18日(金) Knights対Devils@天王洲公園野球場 試合レポート
Knightsが連勝の勢いに投打がガッチリ噛み合って4連勝。今季初の勝ち越し1!!
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
Devils | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | |
Knights | 2 | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | X | 8 |
「勝利の美酒を何度か味わうようになると、勝利の味に飢えてくるようになる」
とあるプロ野球チームが強くなる過程で出た言葉である。
ここ最近のKnightsはどうやら勝利の美味しさを覚えたらしく、まさに「勝ちに飢えている」かのようである。
試合は初回から動く。
先攻のDevilsは、先頭の国重がヒットで出るも、その後のランナーを進める場面で
上手く打ち取られてしまい、思うようにチャンスを広げることが出来ない。
それでも末政がしぶとくレフトへタイムリーを放ち先制点。
一方のKnightsは先頭の中村がフォアボールで出塁し、
最近打撃好調の安藤潤もツーベースで一気にチャンスを広げる。
そこに4番の安藤伸が犠牲フライを放ってたちまち同点。
さらにこの後チャンスを広げて、6番・奥山が勝ち越しタイムリーを放つ。
連勝中のKnightsと連敗中のDevils。
チームの勢いに違いはあるが、この試合の流れを掴もうとする意識の差が、
すでに初回の攻撃に如実に表れた。
Knightsは3回にも先頭の加賀美がフォアボールで出塁し、4番・安藤伸のツーベースで生還。
このような場面でKnights安藤伸は、いつもあきらめない姿勢で快足を飛ばす。
それを見て、Devilsにエラーが。悠々と安藤伸もホームへ生還し2点追加。
マウンド上の防御率1位であるDevils先発・向井を、ジリジリと攻め立てていく。
試合の流れは決まりかけたか・・・と思わせたが、簡単にあきらめないのはDevilsも同じ。
4回にすかさず反撃。先頭の向井・続く末政が連打で出て、7番の喜多がセンター前へタイムリー。
眠れるDevils、今日は目を覚ます・・・はずだったが、ここでアクシデントが発生。
3塁を回ったところで悠々と生還できるランナーの向井が、バランスを崩すようにして転倒。
なんとか足を引きずりながらホームを踏んだが、左足を痛めてしまった。
試合を中断して救急隊を要請。ダグアウトでアイシングされて負傷退場となってしまった。
長い時間中断した後にプレー再開。
Devilsは内野ゴロで1点を返すが、Knights先発の南雲の前に上手く打ち取られて、反撃はここまで。
向井を病院に搬送した救急車にチームの流れまで持っていかれたのか、
この後もDevilsは元気なく4人・5人・4人で攻撃終了。
一方のKnightsは長時間の中断にも気持ちを切らさず、5回に安藤伸のタイムリー、
さらに相手エラーで1点を返し、7番・斉藤の犠牲フライも出て合計3点追加。
6回にはリーダーの只石にもうれしい今季1号が飛び出してダメ押し。
8-3でKnightsが勝利。
Knightsは8/5の巴戦から4連勝で、ついに今季初の勝ち越し。
テンポの良い投球で快進撃を支えているKnights先発の南雲が、今日も無四球完投で5勝目を挙げた。
「勢い」と「勝利に対する意識」が快進撃を支えるKnights。
サマーフェスタでリーグ戦は一旦インターバルとなるが、9月からの天王山がこれでますます面白くなってきた。
なお、首位Saintsと2位Knightsの直接対決は、
9/9(土)の13~15時(神ノ木)と、9/23(祝)の17~19時(青山)です。
どうぞお楽しみに!
(担当:Saints#37 Toshiaki Shimura)