2006年8月11日(金) Devils対Knights@天王洲公園野球場 試合レポート | MLSオフィシャルブログ

2006年8月11日(金) Devils対Knights@天王洲公園野球場 試合レポート

南雲の好投に応える奥山の同点ホームラン! 加賀美の決勝打で延長戦を制しKnightsが5割復帰


Team 1 2 3 4 5 6 7 8   R
Knights 2 1 0 1 0 0 1 1   6
Devils 0 1 0 0 1 3 0 0   5

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先週の巴戦で連勝し、STOP THE SAINTSの一番手となったKnights。
ここ数試合は接戦に持ち込んで強さを発揮しており、今日もその勢いに乗ってHOMEのDevilsに襲い掛かる。


試合は初回からKnightsが仕掛ける。
ランナーを2人置いて5番の渡辺尚が、レフト線へ走者一掃のタイムリーツーベース。

幸先良く2点先制すると、Knights先発の南雲がピシャリと抑えて上々の滑り出し。
2回にはKnightsは高橋のショートゴロがエラーを誘い、ランナーの奥山がホームイン。
さらに4回には3番の加賀美がタイムリーツーベースを放つなど、試合を優位に運ぶKnights。


一方のDevilsは、2回に田中の内野ゴロの間に1点を返し、
さらに5回にランナーを溜めて佐藤慶がサードへの内野安打を放ちようやく2点を返すが、
後続がKnights先発の南雲に上手く抑えられる。



静かな試合は終盤の6回に動いた。
Devils先発の佐藤慶がランナーを出しながらも0点に抑えると、Devilsの攻撃がようやく火を噴く。
ランナーを溜めて2番・光安がピッチャー強襲の当たり。

打球処理に時間が掛かった間に佐藤由がホームイン。続く3番の三橋がタイムリーで同点に。

さらに4番・喜多が貴重な勝ち越し打となる犠牲フライ。
あっという間に追いつき、鮮やかに追い越したDevils。打席には頼れる主砲、5番・浅田。


界隈を散歩する通行人も足を止めて観戦する中、ボルテージが上がる天王洲公園。
2ストライクから投げられた、わずかに高めから入る
ボールを見逃すバッター・浅田。


 その刹那、空気が止まる。


確かにあの1/100秒程度の時間は、オーバーな表現かもしれないが時間が止まったようだった。

誰もが息を飲み、静まりかえる天王洲公園。

だが、主審の右手が止まった時間をすかさず動かすように、スッと上がった。
Devilsは勝ち越して大きく突き放す絶好のチャンスだったが、1点リードどまりに。



最終回のKnights。

先頭の渡辺尚がヒットで出るが、続く川合はショートゴロで6-4-3のダブルプレー。
しかし、ここで7番・奥山が大きな当たりをライトへ!
外野を転々とする打球をDevilsも必死に止めに行くが、奥山の俊足は抜群のコーナーワークも冴えて、

アッサリとホームまで到達。
起死回生の同点ソロアーチで何とか追いつくと、ピッチャー・南雲の粘投で試合は延長戦へ。


延長8回、Knightsは1アウトから先制のホームを踏んだ1番・安藤潤がレフト線へ痛烈な当たり。
快足を飛ばして3塁に到達すると、3塁側ベンチは大いに盛り上がる。
ここで3番の加賀美がライトへしぶとく運び、今日2打点目となるタイムリー。これが決勝点となった。


その裏ヒットのランナーを出すも、最後はDevils3番・三橋を打ち取ってゲームセット。
Knightsは今季6勝6敗の5分に到達した。


先発の南雲は再三のピンチを冷静に5点に抑える見事な投球。無四球完投で今季4勝目を挙げた。

(担当:Saints#10 Masachika Yahashi/編集:Saints#37 Toshiaki Shimura)



天王洲C面風景(8/11)

天王洲球場の風景


粘投するDevils佐藤慶投手(8/11)

Devils先発、粘投する佐藤慶投手


好投するKnights南雲投手(8/11)

抜群の安定感を誇るKnights先発の南雲投手


起死回生の同点ソロを放つKnights奥山選手(8/11)

7回表2アウトから、奥山が痛烈な当たりを放つ


50代間近と思えない俊足で、一気にホームへ(8/11)

一気にホームまで劇走し、これで同点となる




延長8回、3塁打を放つKnights安藤潤選手(8/11)

Knightsは延長8回に安藤潤が3塁打でチャンスを作ると・・・


決勝打を放ったKnights加賀美選手(8/11)

勝負強いバッティングが持ち味の加賀美が決勝タイムリーを放つ