2006年7月28日(金) Knights対Devils@天王洲公園球場 試合レポート | MLSオフィシャルブログ

2006年7月28日(金) Knights対Devils@天王洲公園球場 試合レポート

眠れる"悪魔"が目を覚ます?DevilsがKnightsに勝利


Team 1 2 3 4 5 6 7   R
Devils 2 5 0 0 2 0 5   14
Knights 4 0 0 0 0 0 0   4
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今日も東京は雨模様。梅雨明けまでの辛抱とは言え、なんともヤキモキさせられる。

試合は19:25に球審・山本由紀子のコールで開始。


初回からDevilsが仕掛ける。

5連敗中とは言え、打撃に関しては明確な不振が見当たらない。
1アウトから入団が内定した佐藤光がヒットで出ると、続く三橋は痛烈な当たりをレフトへ。これがタイムリースリーベースとなってまずは1点。
さらに4番はこちらも入団が内定した喜多。犠牲フライできっちりと仕事を果たし合計2点を返す。


一方のKnightsはすぐさまランナーを2人置いて、4番の安藤伸が豪快に振りぬくと、打球は右中間を転々。外野手が追いつけない痛烈な打球にもかかわらず、安藤伸はホームまでまっしぐら。
気迫溢れるプレースタイルが、今日もKnightsをぐいぐい引っ張る。この3ランでアッサリと逆転に成功。
この後もランナーを溜めて、9番・奥山にもタイムリー。初回からKnightsが4点を奪う。


試合はこのまま打ち合いに・・・と思いきや、試合の流れは2回から完全にDevilsへ。
2回は先頭の末政から、小川-佐藤慶-藤原-田中と5者連続のヒット。
小川はKnightsのエラーもあって一気にホームへ生還してたちまち同点に。
なおも満塁とチャンスを広げるのだから、この回の攻撃はものの見事につながった。
ラストバッターの伊藤、さらに国重にも犠牲フライが出て勝ち越しに成功すると、佐藤光がタイムリー。この回一気に5点を挙げ、さらに試合の流れはDevilsへ傾く。


一方のKnightsも、3回に加賀美がフォアボールで反撃の狼煙を上げて、打席には4番の安藤伸。見事な流し打ちでチャンスを大きく広げた・・・ようにも見えたが、Devilsバッテリーは冴えていた。
安藤伸の踏み込んだ右足半分が、バッターボックスから出たのを見逃さなかった。
スコアラーもこの事態をしっかりと見ており、Devilsのアピールプレーを球審と確認してバッターアウト。結果としてここでさらにDevilsに流れが傾いていった。



Devils先発の佐藤慶は、快調なピッチングで3回のピンチを乗り切ると、四球を出しながらもホームを踏ませない粘りのピッチングを披露。バックも難なく打球を捌き、マウンド上の佐藤慶を盛り立てる。
5回に小川の2ランで追加点を挙げたDevils、7回には末政・佐藤慶に犠牲フライが出た他、小川はこの日5打点目となるタイムリーを放つなど、相手のエラーも絡んで5点を追加。


Knightsも最終回にフォアボールでランナーを出してチャンスを作ったが、佐藤慶に抑えられてゲームセット。エラーでの失点もありチャンスを生かせなかったKnightsは連敗。


佐藤慶が6安打4失点の完投で、今季リーグ戦初勝利を挙げた。
7イニングで8つのフォアボールがあったが、ホームに帰ってきたのは初回の中村遊だけ。
粘り強い投球と強力打線が上手くかみ合い、チーム一丸となって掴んだ勝利だった。


(担当:Saints#37 Toshiaki Shimura)